前川さんの全力で生きる日々

どうも、前川です!2019卒の大学生で、「就活のこと」「趣味のこと」「大学のこと」などなど雑多に記していきます!

【本選考】【商社】三菱商事

どうも!
前川です!

今回は7大総合商社の一角かつ圧倒的ブランド力三菱商事の本選考を紹介します。

1.商社業界・三菱商事について
2.本選考のステップ

1.商社業界・三菱商事について
 ⅰ商社業界について
  総合商社の業務は幅広く、簡単にはまとめることが出来ません。
  ということで、2つの観点から考えていきましょう。
  ①トレーディング
   基本的に、原料や商材の輸出入やサプライチェーンの構築など。
   鉄鋼カンパニーや機械カンパニー、化学カンパニー、自動車カンパニーなど。
   トレーディングは総合商社に与信機能があるからこそできる事業です。
   中南米やアフリカ、アジアなどの掛け金が回収できるか分からない企業。
   そうした企業とのやり取りを資金力のある商社がまとめて行うことで、
   日本企業は安心して商材の輸出入を行えます。
   重要なのはcommodityの価格変動ですね。
   鉄鋼、原油、化学品などの価格変動には目を光らせる必要があります。
  ②事業投資
   主に金と人を出すことで、投資を行っていきます。
   例えば、エネルギー系の企業へ新規出資を行う。
   例えば、サプライチェーンの上流から下流までを掌握するための投資。
   鉱山や原油への権益投資。
   主に各事業部とシナジー効果がある企業やプロジェクトへ投資を行います。
   関連会社の数が多い総合商社ならではですね。
   EquityであれDebtであれ、金融市場に目を配らせる必要はあります。
   各国の短期・長期金利中央銀行や当局の行動など。
  正直、各商社を個別で見る必要があります。
  日本で総合商社と言えば5大総合商社や7大総合商社と言われる企業群があります。
  最後にこれらの企業を紹介しておきます。
  5大総合商社
  →・三菱商事:圧倒的エリートの雰囲気を感じました。
   ・伊藤忠:イケイケの企業、高学歴な体育会系
   ・三井物産:いい意味でぶっ飛んでいる人が多い、中途採用も多め
   ・住友商事:人当たりがいい社員の人が多かった、地味
   ・丸紅:ギャル紅、5大商社最下位の位置をよく思っていない
  7大総合商社
  →5大総合商社に加えて
   ・双日:頭よりも体、ゴリゴリな人が多い
   ・豊田通商:特殊、総合商社だが自動車部門がメイン
 三菱商事について
  間違いなく高学歴層から大人気の総合商社です。
  組織の三菱と言われ、チームワークが重視される風土です。
  また、他社以上に自社の看板に誇りを持っている人が多い印象です。
  逆に言えば、看板重視のエリート意識が高いとも言えます。
  人によっては堅苦しく感じる様で、以前よりも人気は落ちている印象です。
  周りでも、三井物産伊藤忠の方が人気が高まっている状況でした。
  更に、三菱グループの”三綱領”と言えば、有名な社訓ですね。
  「所期奉公、処事公明、立業貿易」の3つです。
  そんな三菱商事の特徴は、バランスがいいということでしょうか。
  特に、生活産業事業では川上から川下までを抑えているため、非常に強いです。
  

2.本選考のステップ
 三菱商事の本選考は非常に短くまとまってます!

 そして面接の解禁は6/1からとなってます。
 早期選考を行っている可能性もありますが、基本的には解禁日に合わせています。
 面接自体も分かりやすいです。
 一次面接:ネガティブチェック
 二次面接:地頭チェック・論理的思考チェック
 三次面接:商社、三菱商事に会っているかの性格チェック
 これだけです。
 そして最終面接までは結構通ります。
 最終面接の倍率が例年エグイんです…ここは…
 また、外コン(主に戦略系)や外銀(IBやMarket系)内定者は優遇があります。
 6/1にいきなり最終面接に行ける可能性が高いです!
 (ジョブ参加程度だと分かりません)
 商社志望の方は、夏から動いて外資系から内定をもらっておく戦略もありです。

 ⅰ説明会
 ⅱES+Webテスト
 ⅲOB訪問
 ⅲ一次面接

 ⅳ二次面接
 ⅴ最終面接

 ⅰ説明会
  学内説明会と企業説明会に参加しました。
  いたって普通の説明会・座談会です。

 ⅱES+Webテスト
  ESの設問:
  ①これまでの学生生活の中で挙げた実績や経験を教えてください。学業、部活動、サークル、趣味、ボランティア、インターンなど何でも結構です。
   実績・経験×4(各50字以内)
  ②あなたが他者を巻き込んで、共通の目的に向かって取り組んだ経験について、あなた自身が果たした役割や取り組みの成果も含め、具体的に記してください。(設問①で回答した経験の中から説明してください)。(400字以内)
  ③あなたがこれまでに経験した困難や挫折について、それをどのように乗り越え、乗り越えたことでどのように成長したか、具体的に記してください。(設問①で回答した経験の中から説明してください)。(400字以内)
  ④自由筆記(あなたが社会で成し遂げたい夢や、手掛けてみたいビジネス、描きたいキャリアプラン等)(250字以内)
  ⑤あなたらしさが最も表れている写真(できるだけあなた自身が写っているもの)を2枚添付し、それぞれのエピソードを説明して下さい。
   写真×2とそれぞれの紹介文(各100字以内)

  Webテストはテストセンター型のでSPIです!
  締切から1週間ほどで結果がメールできます。

 ⅲOB訪問
  場所 :カフェ
  時期 :3月中旬~4月下旬
  時間 :各45分程度
  社員 :1人×3
  質問 :基本的にこちらからの逆質問
      聞かれたことは
       「自己紹介」
       「学生時代に力を入れたこと」
       「何故三菱商事に惹かれているのか」
  雰囲気:基本的には選考に関係ないと思っています。
      めちゃくちゃ優秀かめちゃくちゃ無能と思われない限りは…
      基本、昼食を取りながらか、夕食を取りながらになります。
      最低限の食事マナーを守りつつ、どんどん質問しましょう。
      また、自分のことについても話しておきましょう。
      質問されるだけのOB訪問は、相手からしたら退屈でたまらないので…

 ⅳ一次面接
  場所 :本社
  時期 :6/1
  時間 :30分程度
  面接官:2人
  学生 :1人
  質問 :「自己紹介」
      「学生時代に何か力を入れたこと」
      「他に力を入れたこと」
      「チームでの役割」
      「志望動機」
  連絡 :当日に電話
  雰囲気:ネガティブチェックです。
      おそらく通過率は高めでしょう。
      面接自体も非常に和やかで、笑いも起きます。

 ⅴ二次面接
  場所 :本社
  時期 :6/2
  時間 :1時間程度(小論文25分→筆記試験5分→ケース面接30分)
  面接官:2人
  学生 :1人
  質問 :小論文のテーマ
      「
三綱領にある「所期奉公」の精神に基づいて、現在の社会が抱える問題と企業の取るべき対応について
      筆記試験
      SPIの推論や組み合わせ問題に似た問題
      ケース面接
      「Xで新規事業を3つ創出し、利益計算まで行え」
       →Xは人による、また経営改善系のテーマの可能性もあり
        3分準備の時間が与えられ、3分で発表
        その後はガンガン穴を付かれていく
      他に聞かれたこと
      「自己紹介と自己PR」
      「学生時代に力を入れたこと」
  連絡 :当日に電話
  雰囲気:小論文と筆記試験がどれくらい重視されるかはわかりませんが…
      小論文
       ・例年、三綱領に関する質問が出る。
       ・8割くらいは埋めるのが吉。
       ・論理構成さえしっかりしていれば大丈夫なはず。
      筆記試験
       ・間違えると即落ちるレベルの問題もある(簡単すぎて)
       ・難易度は高くないので基本全問正解を目指す。
      ケース面接
       ・あくまで面接官たちとの対話であることに注意。
        正解も何もないので、最初は雑な回答でもOK。
        ただ対話を通じて、最終的には質のいいアウトプットにすること。
       ・利益計算はほぼほぼフェルミ推定
        練習しといて損なし。
       ・ユニークなアイデアよりも、論理的裏付けのされたアイデアを。
      

 ⅵ最終面接
  場所 :本社
  時期 :6/3
  時間 :1時間程度(面接40分→待機→人事面談10分)
  面接官:2人→人事面談も2人
  学生 :1人
  質問 :最終面接
      「学業について」
       →「事業化できそうか?できるとしたら何?」
      「留学先の大学をPRしてみて」
      「学生時代に3番目に力を入れたこと」
      「入社したら取り組みたいこと」
       →「商社である必要は?」
      「他の事業部になっても大丈夫か?」
      「勤務地にこだわりはないか」
       →「英語でのコミュニケーションも大丈夫か?」
      「最後に何か言い残したことは?」
      人事面談
      「最終面接はどうだったか?」
      「今の内定先はどこか、その中での三菱商事の志望順位」
      「志望するカンパニーはあるか?」
      「最後に言い残したことは?」
  連絡 :当日~1週間後に電話orメール
  雰囲気:最終面接
       ・かなり厳かでした。
        というのも、社員の方が部長クラスで迫力があります。
        ビビらずに、堂々と。
       ・突飛な質問も来ますが、落ち着いて対応しましょう。
       ・志望度も大切です。
        なぜ商社なのか、なぜ三菱なのか。
      人事面談
       ・かなり和やかです。
       ・しかし選考に関わってくるのは確実なので、気を抜かない様に。
       ・最後の志望度アピール場になります。
  
      自分自身に内定が出たかは内緒です笑

ということで、以上が三菱商事の本選考になります。


ではでは。

【本選考】【電機】日立製作所-事務系-

どうも!
前川です!

今回は総合電機、重電業界のトップ企業である
日立製作所の本選考を紹介します。

1.電機業界・日立製作所について
2.本選考のステップ

1.電機業界・日立製作所について
 ⅰ電機業界について
  総合電機メーカーは簡単に括ることが出来ない業界です。
  例えば、日立製作所三菱電機の様に総合電機ですが、重電よりもあります。
  ソニーパナソニックの様にBtoCを続けている企業もあります。
  そんなパナソニックはEVなどに供給するリチウムバッテリーも扱っています。
  NECの様に防衛や宇宙にも事業を拡げている企業もあります。
  ということで、非常にざっくりとマクロ的な事象の把握の仕方を説明します。
  ①為替の影響
   輸出入に影響を与える要素です。
   これは時期によって変動するので何とも言えないですが…
   注目すべきはFRBとBoJの利上げが行われるのかどうか。
   (場合によってはECBの利上げ動向)
   インフレーションレートが上がっているのか下がっているのか。
   場合によっては、デフレなのかどうか。
   このあたりに焦点を当てるのは重要です。
  ②原料価格・原油価格
   物を作って売るのが、総合電機メーカーです。
   つくるのにかかるコストは非常に重要です。
   地政学リスクを鑑みて、判断しましょう!
   (例えば、バナジウムは南米やアフリカ原産)
   原料の価格は、Bloombergなどのサイトでチェックできます。
   (鉄やニッケル、commonsなどがチェックできます)
   また原油価格も重要です。
   これは輸出入の両方に影響を与えます。
   原油価格の動向を知るには、WTIと北海ブレンドという2つの指標が有効です。
   これは原油を現資産とするデリバティブ(中でも先物)になります。
   他にもバルチック指数なども参考にできます。
   ニュースとしては、米国の生産量、OPECの生産量、ロシアの生産量。
   このあたりが増えているのか、減っているのかに注目しましょう。
  この辺りはどのメーカーにも影響を与える項目です。b
  そしてこれらの影響で赤字になっているメーカーは、回復見込みがあります。
  逆説的に、これら以外の理由で赤字になっているメーカーは事業に問題を抱えていると判断できます。
 日立製作所について
  電機業界の中では驚くくらいに安定した事業ポートフォリオを持つ企業。
  売上高はグループ全体で9兆円以上で電機業界トップクラス。
  そんな日立製作所スペシャリスト志向です。
  職種や事業の変更を伴ったジョブローテーションは希望しない限りありません。
  またITにも強みがあります!
  IT×OT×ハードウェアそれぞれを自社で補えるのが強みです。
  各事業について見ていきましょう!
  ①電力・エネルギー
   原子力発電所や火力発電所など。
   設備そのものから保全システム、管理システム、送電システムなどにも強み。
   アメリカで進行中のAIによる無人管理システムなどもあります。
   課題として、英国の原発プロジェクトです。
   今の英国による電力買取価格では赤字になります。
   融資の仕組みに関しては問題はないと思います。
  ②産業・水
   様々な企業の個別案件と水事業になります。
   例えば、他メーカーのFA化推進やIT導入。
   上水・下水システム、水の供給システムなど。
   水事業は、発展途上国などで大きな需要有!
  ③ビル・アーバン・鉄道
   エレベーターや鉄道車両など。
   現状は、売り上げの割には利益率は高くない印象。
   将来性は大いにあり。
   発展途上国で高層ビルの需要があるので、エレベーターはチャンスです。
   鉄道も、現在の世の中における鉄道回帰の流れがあるの、チャンスです。
   実際に、英国での鉄道プロジェクトは日立単体で受注しました。
   ただ鉄道業界は激戦です。
   GEやシーメンスといった企業との戦いは熾烈を極めています。
   ぜひ頑張ってもらいたいです。
  ④ディフェンス
   防衛システムなどですね。
   イージスシステムなど、内部システムがメインになります。
   基本的には安定して売り上げが上がる業界です。
   日本としても近年需要が上がってきています。
   中国や韓国の動き、北朝鮮の存在が主な理由です。
   怖いのは米国政府の武器輸出への介入ですね。
  ⑤金融・公共
   金融機関の内部システム、Fintech等の最先端分野になります。
   公共は、大学のシステムや政府システムなど。
   特にFintechは現在活況です。
   例えば、銀行の勘定システム、証券会社の取引システム。
   他にはJPX(日本証券取引所)や日本銀行のシステムも担当しています。
   更には、生命保険会社へのデータアナリティクスサービス。
   近年はデーターアナリティクスなどに力を入れている印象です。
   ここは利益率も高く安定した事業です。
  ⑥ヘルスケア
   医療機器などになります。
   陽子線治療施設が作れる数少ない企業です。
   他には病気や疾患のデータアナリティクス。
   こちらもライバル企業が非常に強いです。
   シーメンスやジョンソン&ジョンソンなど。
   こちらは医療需要の高まりなどで将来性はありです。
  ⑦その他
   ”Lumada”と呼ばれるAIを用いたコンサルサービスを行っています。

   こちらそれなりに売上と利益も上がっているようで、今後の注力分野です。
   他にもいろんな事業をやっています。
   是非調べてみてください。
  ということで以上が主要な事業になります。
  事業ポートフォリオの多様性が理解できると思います。
  他にも多くのグループ企業もあるので調べてみると面白いですよ。
  BtoCの家電をメインとするのは日立アプライアンス日立製作所ではありません。
  そのあたりは注意です。

2.本選考のステップ
 日立製作所は2つのルートがあります。
 ひとつは、模擬面談→最終面接のルートです。
 選考を大幅にスキップできるうえ、6/1,2には内定が出ます。
 もうひとつは、通常のルートです。
 ここで注意なのが模擬面談の種類。
 40分の模擬面談に招待された場合、早期選考組になります。
 2時間の模擬面談に招待された場合、残念ながら通常組になります。
 40分の模擬面談は、部長級の社員2人との面接です。
 対して、2時間のものは別会社が運営かつ学生同士のFBになります。
 こちらは行く必要なしです!
 また、ソニーと同じく職種変更を伴うジョブローテーションがありません。
 そのため、職種の志望理由も深く聞かれるので注意です!

 ⅰ説明会
 ⅱES+ウェブテスト 
 ⅲリクルーター面談
 ⅳ模擬面談
 ⅴ最終面接

 ⅰ説明会
  学内説明会と企業説明会に参加しました。
  企業説明会では、社員の方との座談会もありました。
  ここで志望職種や志望事業を絞るのが吉です。

 ⅱES+Webテスト
  ESの設問:
  ①インターンシップの参加経験がある方は、インターンシップ先企業名や実習内容について教えてください。(200字以内)
  ②希望職種・希望分野を選んだ理由をご入力ください。(200字以内)
   →職種:営業/システムエンジニア/資材調達/t経理財務/人事総務/法務・知的財産権管理/生産管理/広報・宣伝/その他/
   →分野:電力・エネルギー/産業/水/ビル・アーバン/鉄道/ディフェンス/金融/公共/ヘルスケア/その他/
  ③自分のセールスポイントを教えてください。(200字以内)
  ④今までに最も力を入れて取り組んだ事を教えてください。(200字以内)
  ⑤当社への志望動機を教えてください。(200字以内)
  ⑥今後、社会人としてどんなことに挑戦したいですか。また、どのような事を成し遂げたいのか、簡潔に教えてください。(200字以内)

  Webテストは自宅受験型の玉手箱です!
  ここでESとテストの評価が高ければ40分の模擬面談の案内が来ます。
  更にリクルーター面談の電話も来ます。(あんま選考と関係ない?気もします)

 ⅲリクルーター面談
  場所 :カフェ
  時期 :5月上旬
  時間 :45分程度
  社員 :1人
  学生 :1人
  質問 :雑談&雑談
      職種や事業の質問もできますよ!
  雰囲気:既に模擬面談の日程も決まっていたので、選考と無関係な気がします。
      ざっくばらんに疑問に思っていることなどを聞ける雰囲気でした。
      大学のOBの方なので、話もしやすかったです。
      他の企業のアドバイスなどもいただけてよかったです!

 ⅳ模擬面談
  場所 :本社or大阪支社
  時期 :5月上旬~中旬
  時間 :45分程度(30分面談→10分はFB)
  面接官:2人(部長級)
  学生 :1人
  質問 :「学生時代に何か力を入れたこと」
      「他に力を入れたこと」
      「志望動機、志望職種、志望事業」
      「他社の状況、内定の有無」
  連絡 :3日以内に電話
  雰囲気:普通の面接でした笑
      雰囲気は和やか。
      笑いも起きるくらいです。
      ただ深堀自体はガンガン来ます。
      非常に論理的に詰められるので、気を付けましょう。
      ここで評価がいいと、その場で次のステップに言及されると思います!
      最後にはしっかりとしたFBをもらえます!
      このFBは他社にも活かせるのでしっかりと聞いておきましょう!
      
 ⅴ最終面接
  場所 :貸会議室or大阪支社
  時期 :6月1日
  時間 :30分程度(10分は簡単な計算テスト→20分は面接)
  面接官:2人
  学生 :1人
  質問 :「自己紹介」
      「学生時代に力を入れたこと」
      「学生時代に起こしたイノベーションは何かあるか」
      「志望動機、志望職種、志望分野」
      「他社の状況」

  連絡 :当日に電話
  雰囲気:少し厳かです。
      淡々と質問され、それに答えていきます。
      ただ後半には笑いも起きるくらいには和やかになりました。
      基本的に模擬面談で評価されていれば通過します!
      それくらい模擬面談が重要です!
      また前半のテストは本当に簡単です。
      計算問題を10問ほどやります!
      
      自分自身に内定が出たかは内緒です笑

ということで、以上が日立製作所の本選考になります。
安定した事業ポートフォリオ、AIなどにも積極的。
職種変更を伴ったジョブローテーションがなく、スペシャリスト志向。
事業部の変更もあまりありません。
(希望しない限りは)
スペシャリスト志向で日系企業志望であればおすすめの企業です!

ではでは。

【本選考】【電機】Sony-セールス&マーケティング-

どうも!
前川です!

今回はソニーの本選考を紹介します。
ソニー職種別採用を行っています。
ここでは、セールス&マーケティングの本選考を紹介します!

1.電機業界・ソニーについて
2.本選考のステップ

1.電機業界・ソニーについて
 ⅰ電機業界について
  総合電機メーカーは簡単に括ることが出来ない業界です。
  例えば、日立製作所三菱電機の様に総合電機ですが、重電よりもあります。
  ソニーパナソニックの様にBtoCを続けている企業もあります。
  そんなパナソニックEVなどに供給するリチウムバッテリーも扱っています。
  NECの様に防衛や宇宙にも事業を拡げている企業もあります。
  ということで、非常にざっくりとマクロ的な事象の把握の仕方を説明します。
  ①為替の影響
   輸出入に影響を与える要素です。
   これは時期によって変動するので何とも言えないですが…
   注目すべきはFRBとBoJの利上げが行われるのかどうか。
   (場合によってはECBの利上げ動向)
   インフレーションレートが上がっているのか下がっているのか。
   場合によっては、デフレなのかどうか。
   このあたりに焦点を当てるのは重要です。
  ②原料価格・原油価格
   物を作って売るのが、総合電機メーカーです。
   つくるのにかかるコストは非常に重要です。
   地政学リスクを鑑みて、判断しましょう!
   (例えば、バナジウムは南米やアフリカ原産)
   原料の価格は、Bloombergなどのサイトでチェックできます。
   (鉄やニッケル、commonsなどがチェックできます)
   また原油価格も重要です。
   これは輸出入の両方に影響を与えます。
   原油価格の動向を知るには、WTIと北海ブレンドという2つの指標が有効です。
   これは原油を現資産とするデリバティブ(中でも先物)になります。
   他にもバルチック指数なども参考にできます。
   ニュースとしては、米国の生産量、OPECの生産量、ロシアの生産量。
   このあたりが増えているのか、減っているのかに注目しましょう。
  この辺りはどのメーカーにも影響を与える項目です。
  そしてこれらの影響で赤字になっているメーカーは、回復見込みがあります。
  逆説的に、これら以外の理由で赤字になっているメーカーは事業に問題を抱えていると判断できます。
 ソニーについて
  BtoCに注力をしているメーカー。
  非常に外資系的な風土で、ウェットというよりドライな人間関係。
  職種を伴ったジョブローテーションは希望しない限りありません。
  スペシャリストを目指していけます。
  また社員に占める海外勤務比率が高いです。
  給与もメーカー全体で見れば高い方です。
  いくつかの事業についてみていきます。
  CMOSセンサー等の半導体
   現在の稼ぎ頭の一つ。
   世界シェア1位を誇ります。
   この事業に対する投資額もかなりのものです。
   現状、需要は上がっていくと考えられるので、安泰。
  ②PSを含むネットワーク事業
   PS4が好調。
   3rd partyによるソフトの売り上げも好調で、ロイヤルティも稼げています。
   またPS+という有料のネットワークサービスも好調。
   これだけで相当稼げています。
   ただゲーム事業はギャンブル性もあるので悪しからず
  ③金融業
   保険と銀行。
   ここで大半の収益を上げています。
   これがソニーがメーカーではなく金融業といわれる所以です。
   ただこの分野で安定した収益を上げ、モノづくりに還元する。
   これは正しい姿にも見えます。
  ④映画・音楽
   現在、好調な事業の1つです。
   ただこちらもギャンブル性あり。
  他にも、to C向けの製品を多数扱っています。(TV, audio, smartphone...etc)
  ソニーは他の総合電機メーカーと違い、生活に不可欠な製品は扱っていません。
  これが強みでもあり、弱みでもあります。
  他の総合電機メーカーよりも安定した収益源が少なくなります。
  その分、ヒット商品というのも出やすいです。
  以上がソニーの紹介になります。

2.本選考のステップ
 ソニーは基本的に職種別採用です。
 そして入社後も職種変更を伴うジョブローテーションはありません。

 (希望しない限りは、FA制度などはあり)
 さらには、英語面接まで用意されています。
 ここから分かるように、どちらかというと外資メーカーのような選考になります。
 また、ここではインターンルートを紹介していきます。
 ソニーインターンから採用することで有名です。
 確か6~7割はインターン参加学生と聞きました。

 ⅰES+Webテスト
 ⅱJob Matching 

 ⅲJob Matching
 ⅳ最終面接

 ⅰES+Webテスト
  ESの設問:
  ①選んだコースで、あなたがソニーで取り組みたい内容について記述してください。(300字)
  ②
興味/関心のあるカテゴリー
   →選択した領域・カテゴリーで最近注目しているプロダクト・サービスとその理由を記述してください。(200字)
  ③卒業/修士論文や、学科/専攻の授業の中で、最も力を入れて学んでいるテーマの概要を記述してください。(500字)
  ④
あなたが何かを解き明かした・成し遂げた・作り上げた、いずれかの経験について、あなた自身のアプローチや工夫と役割、最終的な成果(物)がわかるように記述してください。(500字)
  ⑤セールス&マーケティングコースが第1希望の方については、経験を2つ記述してください。(800字)

  Webテストは1回目は自宅受験型のTG-Web。
  2回目は性格診断のみ。
  インターンルートの特徴ですが、通過は確定です。
  電話で何日にJob Matchingを行うと最初から伝えられます。
  その日までにやっといてと言われるだけです。

 ⅱJob Matching
  場所 :品川本社
  時期 :5月上旬
  時間 :30分程度
  面接官:1人
  学生 :1人
  質問 :「自己紹介」
      「学生時代に力を入れたこと」
      「それ以外に力を入れたこと」
      「入社したらやってみたいこと」
      「セールス&マーケティングを志望するにあたり、取り組んでいること」
       →「どう役に立つのか」
  連絡 :3日~1週間以内に電話
  雰囲気:非常に和やかでした。
      純粋に、どんな学生なのかを探るような面接だったと思います。
      他企業と違い、外資系の様に職種別採用です。
      職種の志望理由もしっかりと考えておきましょう。

 ⅲJob Matching
  場所 :大崎本社
  時期 :5月中旬
  時間 :40分程度(最初にアンケートの記入有)
  面接官:1人
  学生 :1人
  質問 :「就活の状況」
      「自己紹介」
      「学生時代に力を入れたこと」
      「なぜメーカー?なぜ電機?なぜソニー?」
      「他の企業ではどんなキャリアパスを志望しているのか」
      「趣味は?」
      「What is the most difficult experience ever in your life and how did you get over it?」
      「全国転勤についての抵抗は?」

  連絡 :3日~1週間以内に電話
  雰囲気:少し深堀が厳しくなってきますが、まだ和やかです。
      面接前にアンケートの記入があります。
      「最近自身が経験した感動体験は?」のようなものでした。
      さらに英語による面接もあります。
      どんな質問が来るかは分からないので、英語を話せる様にしましょう笑
      過去の傾向としては
      「学生時代に力を入れたこと」「強み・弱み」「苦労した経験」
      あたりは英語で聞かれる可能性があります。
      コツはゆっくり話すことと、ビジネス英語を意識することです。
      you knowやF-word、As*holeなどは禁止です笑
      Abbreviationも避けた方が無難です。
      gonnaやwanna、gottaなども避けましょう。
      また英語にも敬語表現はあるので気を付けましょう。
      例えば、Passive voice(受身形)やcouldなどはその代表例ですね。   

 最終面接
  場所 :品川本社
  時期 :5月下旬
  時間 :1時間
  面接官:2人
  学生 :1人
  質問 :「自己紹介」
      「学生時代に力を入れたこと」
      「志望動機」
       →「職種の志望動機」
      「入社したら取り組みたいこと」
      「就活の状況」  

  雰囲気:少し厳しい感じです。
      また本当にソニーに来るのかも気にされます。
      そして職種もこれでいいのか問われます。

      ジョブローテーションがないソニーならではですね。
      しっかりとアピールしていきましょう!


      自分自身に内定が出たかは内緒です笑

ということで、以上がソニーの本選考になります。
職種別採用かつ英語面接ありと、まるで外資系のような企業。
その分、海外勤務の可能性の圧倒的高さ、メーカーの中では高い給与、個人主義
勤務地の良さなど、働きやすくキャリアを積める環境だと思います!

ではでは。

【本選考】【インフラ・鉄道】JR東海-事務系統-

どうも!
前川です!

今回は日本を代表するインフラ企業であるJR東海の本選考を紹介します。

1.鉄道業界・JR東海について
2.本選考のステップ

1.鉄道業界・JR東海について
 ⅰ鉄道業界について
  現在、世界的に鉄道の需要は高まっています。
  大量輸送が可能なこと、高速鉄道などの時間的節約、環境への影響の少なさ…etc
  様々な理由から、先進国・発展途上国問わずに人気が高まっています。
  そのため鉄道車両製造事業(GE、シーメンス、日立、三菱電機…etc)も好調。
  対して、現地での運用は現地の企業に任せるのが普通。
  JR東日本JR東海が担うのは、運用方法や教育等のコンサルティングです。
  現在、鉄道企業の海外展開もどんどん増えています。
  とはいえ、国内がメインなことに変わりありません。
  海外で戦うのは、日立製作所川崎重工三菱電機・重工と言ったメーカーです。
  対して国内では危機が迫っています。
  沿線人口の減少です。
  鉄道で稼ぐことが難しくなっていくので、各社別の事業に注力をしています。
  例えば駅ビルなどの不動産事業。
  またJR東海はリニア鉄道を展開していますが、果たして上手くいくのか…
  概して、将来性があったりなかったりする業界です。
 JR東海について
  国内において圧倒的な利益を生み出している鉄道会社です。
  その売り上げの源泉は東海道新幹線

  東京ー名古屋ー大阪という人口の7割近くを占めるエリアを独占しています。
  完全にドル箱状態で、売上・利益の大半を占める事業です。
  ただ、老朽化が進んでいるので、修繕費がかかってきます。
  そのためリニア鉄道の展開を進めているのですが、これは社運をかけています。
  特に負債額が一般企業とは思えないほどに…
  返済プランもありますが、少しでもCFが滞ると倒産の危機です。
  ただ成功すれば、莫大な利益と国内経済の発展が見込まれます。
  対して、他の路線はどうでしょう?
  愛知県内や岐阜県内、静岡県内などは正直儲かってはいません。
  人口減するエリアもあるので、将来性も…
  他にも関連事業という事業を行っています。
  駅ビルや百貨店などですね。
  こちらは順調に売り上げも利益も上がっております。
  駅ビルは安定性がありますが小売業は波がありますね。
  最後に海外展開。
  台湾での鉄道事業は成功しました。
  現在はアメリカ・テキサスでのプロジェクトが進行中。
  まぁ成功するかは未知数ですね。
  成功しても、利益自体はさほどです。(所詮、コンサルティング事業)
  ただ、これは利益以上に意味がある事業です。
  車両メーカーにとっての規模の経済の拡大、技術の発展。
  日本にとっての外交。
  非常に意義はあります。
  以上がJR東海についてです。
  国を背負う使命感を強く感じれる、魅力ある企業だと思います。
  ただ2~3年でジョブローテーションを繰り返し、専門性は身につかない。
  正直、今の転職が当たり前な社会では役に立たない人事制度…
  また転勤もバンバンあります。
  新大阪、名古屋、静岡、三島、品川…etc
  基本的には大阪ー名古屋ー東京間は全て勤務可能性があります。
  専門性にこだわりがなく、転職する気がない。
  そんな人には天国のようなお勧めの企業です。

2.本選考のステップ
 JR東海の本選考はリクルーター面談がキモです。
 ここを突破できれば、人事面接に進めます。
 そして人事面接も突破できれば、5月末までには内々定が出ます!
 6/1は拘束があり、他社を受けるのは難しいと思います…

 ⅰ説明会
 ⅱES
 ⅲリクルーター面談
 ⅳリクルーター面談
 ⅴリクルーター面談
 ⅵ1次面接
 ⅶ2次面接
 ⅷ最終面接

 ⅰ説明会
  学内説明会と個別の説明会に参加しました。
  重要なのは個別の説明会です。
  今後のリクルーターになる大学OBの方々と会うことになります。
  またこれに参加をすれば、リクルーター面談が始まりやすいと思います。
  大学OBに総合職の方がいない場合、リクルーター面談は始まりません。
  代わりに、プロフェッショナル職(現場職)に変えることを勧められます。
  そして断ると…あとは分かりますね。

 ⅱES+Webテスト
  ESの設問:
  テーマ1 大学での研究・ゼミ・授業等で学んだこと等について。
      (150字くらい)
  テーマ2 当社への志望理由を記入してください。
      (300字くらい)
  テーマ3 学生時代に最も打ち込んだことなど、自由に自己PRしてください。
      (600字くらい)
     ここのESは手書きです。
  古臭いから止めて欲しいですよね…
  これで志望度は下がりました…
  字数は大体の目安です。

 ⅲリクルーター面談
  場所 :ホテルのカフェ
  時期 :5月初旬
  時間 :1時間程度
  面接官:1人
  学生 :1人
  質問 :「学生時代に力を入れたこと」
      「人を巻き込んだ経験」
  連絡 :当日~3日以内に電話で面談の案内
  雰囲気:志望動機というより、学生の経験の質ですね。
      JR東海はエリートを求めるので、以下の経験が有利に働きます。
       ①体育会系:旧帝早慶クラスの運動部
       ②留学系 :1年近くの交換留学or帰国子女
      こんな経験があるといいでしょう。

 ⅳリクルーター面談
  場所 :ホテルのカフェ
  時期 :5月中旬
  時間 :1時間程度
  面接官:1人
  学生 :1人
  質問 :「自己紹介」
      「学生時代に力を入れたこと」
      「他に力を入れたこと」
      「他の経験について」
  連絡 :当日~3日以内に電話で連絡
  雰囲気:まだ和やかです。
      ひたすら学生時代の経験を掘られます。
      ここまではそこまで学生も絞られていないと思います。

 ⅴリクルーター面談
  場所 :ホテルのカフェ
  時期 :5月中旬
  時間 :1時間程度
  面接官:1人
  学生 :1人
  質問 :「自己紹介」
      「学生時代に力を入れたこと」
      →「経験に基づいた社会課題に関する質問」
      「他の学生時代の経験」
      「学業について」
      「集団で動くときの自分の価値」
      「就活の軸、選考状況、志望度」
  連絡 :3日以内に電話で連絡
  雰囲気:ここが最初の鬼門です。
      電話が来る人が一気に減る印象です。
      如何に集団を束ねることが出来るか、地頭があるか。
      この2点を集中して見られていた気がします。
      ベンチャーマインドがあると思われると切られます。
      如何に日々同じ業務ができるのか。
      頻繁なジョブローテーションなので、専門性が欲しいというのもアウト。
      JR東海に向いている学生かどうか、これに尽きます。
      
 ⅵ1次面接
  場所 :ホテルの1室
  時期 :5月下旬
  時間 :45分程度
  面接官:1人
  学生 :1人
  質問 :「自己PRと志望動機」
      「学生時代に力を入れたこと」
      「就活の軸、選考状況
       →「それを踏まえたJR東海の志望動機」
       →「担当してみたい部署」
  連絡 :当日に電話
  雰囲気:少し厳かです。
      これまでのリクルーター面談と比べると厳かです。
      ただ、雰囲気自体は和やかなので、緊張はせずに行きましょう。
      リクルーター面談の内容は完全に引き継がれています。
      一貫性は忘れないでください。
      
 ⅶ2次面接
  場所 :ホテルの1室
  時期 :5月下旬
  時間 :30分程度
  面接官:1人
  学生 :1人
  質問 :「学生時代に力を入れたこと」
      「志望動機」
      「入社してやりたいこと」
      「他社の選考状況」
  連絡 :3日以内に電話
  雰囲気:年次が上がります。
      圧倒的に志望度が図られています。
      受けている企業に総合商社などがあると一気に警戒されます。
      「本当に来てくれるのか」「その根拠は?」
      これらをしっかりと準備しておく必要があります。

 ⅷ最終面接
  場所 :本社
  時期 :5月下旬
  時間 :30分程度
  面接官:1人
  学生 :1人
  質問 :「志望動機」
      「他社の選考状況」
      「突発的な質問」
       →地頭や反応力、ストレス耐性チェック
  連絡 :その場で 
  雰囲気:まず、第一志望かどうかを図られます。
      商社志望の方や官僚志望の方は注意が必要です。
      隠すorきちんとした理由を話す必要があります。
      次に、頭の回転の早さなどを図られます。
      これに答えられなくて、落ちる学生もいるそうです…
      これまで第一志望だと言ってきた学生はほぼほぼ通ります。
      これが最後です!頑張りましょう!

      自分に内定が出たかは内緒です。

ということで、以上がJR東海の本選考になります。
頻繁なジョブローテーションでスキルが身に着くかは分からない。
ですが、手厚い福利厚生(新幹線の割引、圏内は無料で乗れる、社宅・寮など)
年収が地味に高い、勤務地が限定的…etc
終身雇用を前提にすると天国のような企業ですね!

ではでは。

【本選考】【重工業】三菱重工-事務系-

どうも!
前川です!

今回は重工業界で国内No1の三菱重工の本選考を紹介します。

1.重工業界・三菱重工について
2.本選考のステップ

1.重工業界・三菱重工について
 ⅰ重工業界について
  幅広い品種があるので、一概には何とも言えません。
  ですが、概して活況とは言えないマクロ状況です。
  重工業の製品群は重工長大で、一つ一つが高額です。
  そして売り切り型のビジネスは少なく、リカーリング(アフターサービスのこと)が
  メインです。
  さらに言えば、同じ製品を販売するというよりは、オーダーメイド型です。
  この辺の業界特性を理解した上で、各製品を見ていきましょう。
  ①船舶
   主にLNGタンカーや船舶などの製造・販売になります。
   基本的には厳しい環境です。
   中国韓国が参入以降は大幅な価格破壊が起き、儲けられない状況になりました。
   そして今や、韓国の造船業もピンチな状況です。
   誰も得していない悲しき式業界です…
   LNGタンカーは資源のない国にとって需要があるので、伸び続けると思います。
  ②産業機械
   ターボチャージャーなどの自動車向けやコンプレッサーなど。
   幅広い製品群です。
   安定して売り上げをあげられる製品が多く、各社の頼みの綱です。
   ただ、ターボチャージャーだけは将来的には厳しいですね…
   EVやFCVの台頭で、ガソリン車の需要は減っていく見込みです。
   ターボチャージャーはガソリン車向けなので、需要は減っていきます。
   各社対抗策が必要です。
  ③発電等のプラント
   エネルギー分野になります。
   火力発電、原子力発電、再生可能エネルギー
   化学プラントなどもですね。
   こちらも厳しい業界です。
   まず火力発電は未来がありません。
   CO2の排出制限の問題で、将来的に需要は大幅減です。
   現在、火力発電で稼いでいる企業は、別の稼ぎ頭を持つ必要があります。
   原子力発電は需要自体はあるものの、稼げる分野ではありません。
   建設のコストがバカにならないということと、政府との交渉が厳しい。
   電力買取価格を低くしたがる各国政府との交渉は骨が折れます。
   需要はあるのに、儲けられないという悲しき構造。
   ということで各社、再生可能エネルギーに活路を見出しています。
  ④航空宇宙
   ロケットや人口衛星などの製造やそれら部品などの製造。
   航空機の部品などもここにはいります。
   最も未来のある業界で、各社の稼ぎ頭です。
   世界の人口はより増えていき、世界規模での交通需要は大幅に増えます。
   将来的な航空機の需要も右肩上がりで、未来があります。
   宇宙事業も同様で、今まさに発展中です。
   10年後には市場規模が2倍になると言われています!
   実際、民間のロケットなどに加え、通信技術の発展にも必要。
   何よりロマンもあります!
  ⑤防衛
   哨戒機や戦闘機、戦車、戦艦、潜水艦、イージス艦…etc
   多くの軍需製品になります。
   基本的には安定して売り上げが上がるため、おいしい業界です。
   日本としては近年需要が上がってきています。
   中国や韓国の動き、北朝鮮の存在が理由です。
   唯一怖いのは米国政府の介入度合ですね。
 三菱重工について
  売上高・利益ともに重工業界国内No1の企業です。
  三大重工であるMHIKHIIHIの中でもトップです。
  近年は苦しい状況に悩まされている三菱重工です…
  特にMRJが悩みの種…
  ライセンスがいまだに承認されていないのは苦しいところ。
  一度軌道に乗れば、花形事業になると思いますが…
  各事業について見ていきましょう。
  ①パワードメイン
   エネルギー系がここになります。
   火力発電や原子力発電、プラント等。
   火力発電が主力の一つですが、世界的なトレンドは下降気味。
   早めに他の主力事業を見つける必要ありです。
   また日立製作所との間での係争問題あり。
   余裕がないですね…
   原子力発電も強い事業ですが、トルコのプロジェクトが不安材料…
   伊藤忠もプロジェクトから抜け出しましたし、どうするのでしょう?
   フィージビリティスタディという、コストや実現性の調査の結果が良くなかった
   ことが原因です。
   ただ、安倍首相は原子力発電の輸出にご執心なので、逃げられないかも…
   正念場のドメインです!
  ②インダストリー&社会基盤ドメイン
   ターボチャージャや造船、化学プラント等はこちらです。
   ターボチャージャの世界シェアで高い位置を誇りますが…
   ご存知のようにEV、FCVの流れで、将来的には縮小間違いなしの市場。
   方向転換が必要です。
   造船業は赤字垂れ流し状態でしょうか?
   世界的に造船は厳しい環境が依然続いています。
   MHIは客船で納期遅れ等で何千億という損失を出しています。
   体制の変更が求められています。
   現在好調なのは、交通システム関連でしょうか?
   この辺を軸に進められるといいですね。
  ③航空・防衛・宇宙ドメイン
   航空は言わずもがなMRJが問題です。
   ボーイングなどとの関係は良好、部品供給などでも定評があります。
   航空市場は世界的に爆発的に伸びています。
   稼ぎ頭間違いなしです。
   問題はMRJ
   納期遅れ自体は航空機産業では全く珍しくないのですが…
   ライセンス取得が遅れていることが問題です。
   現状、三菱航空機は金食う虫ですからね。
   ライセンス取得とライバル企業の動向が最大の懸念点。
   宇宙事業は強いです。
   H2AロケットH3ロケットなど、確実な技術力があります。
   宇宙関連も将来が期待される市場。
   懸念点は、民間の再利用ロケットから始まる低価格帯ロケットの充実。
   Space Xなどを筆頭に、安価な宇宙事業がトレンドです。
   残念ながら、MHIのロケットは決して安くない。
   世界のトレンドにどれくらい乗れるかが鍵です。
   防衛は安定の一言。
   ただ、トランプ政権がどれくらい武器輸出を推してくるかは気になるところ。
   
  ということで主要な事業は以上の通りです。
  不安材料も多いですが、期待できる事業もあります。
  重工業はどこも厳しい状況です。
  企業分析・事業分析をした上で本当に志望する業界なのか見極めましょう。
  

2.本選考のステップ
 三菱重工の本選考は非常に短くまとまってます!

 結果の連絡も早いですし、非常に誠実に思いました!
 リク面もなく、面接オンリー。
 時期も早めです!
 1次面接 =ネガティブチェック
 2次面接 =深く学生の経験を見る
 最終面接=地頭の良さ、頭の回転の速さ、度胸
 このような構成になっています。

 ⅰ説明会
 ⅱES+Webテスト
 ⅲ一次面接
 ⅳ二次面接
 ⅴ最終面接

 ⅰ説明会
  学内説明会とMHI Cafeという座談会に参加しました。
  いたって普通の説明会・座談会です。

 ⅱES+Webテスト
  ESの設問:
  ①あなたが企業を選ぶ際に最も大切にしている基準は何ですか?その上で、あなたが三菱重工を志望する理由を、携わってみたい事業や職種を盛り込んで教えてください。
   タイトル(15字以内)詳細(500字以内)
  ②あなたがこれまでの人生において直面した、最も困難だった経験は何ですか?また、その困難を乗り越えるためにあなた自身がとった行動と、その経験から学んだことについても併せて、具体的に教えてください。
   タイトル(30字以内)詳細(500字以内)

  ③あなたをより深く知るために、当社に伝えたいことを自由にご入力ください。
   タイトル(15字以内)詳細(200字以内)

  Webテストはテストセンター型のでSPIです!

  ESが通過していると、追加で性格審査のWebテストの通知が来ます。
  こちらは自宅受験型です。

 ⅲ一次面接
  場所 :本社
  時期 :4月中旬
  時間 :45分程度
  面接官:2人
  学生 :3人
  質問 :「自己紹介」
      「学生時代に何か力を入れたこと」
      「就活の軸」
      「志望動機、志望職種、志望事業」
  連絡 :3日以内に電話
  雰囲気:ネガティブチェック感が前面に出ている面接でした。
      倍率はそこまで高くないので、気を付けていけば大丈夫です。
      ただ、周りの学歴も高いので、油断禁物!

 ⅳ二次面接
  場所 :本社
  時期 :4月下旬
  時間 :35分程度
  面接官:2人
  学生 :1人
  質問 :「自己紹介」
      「学生時代に力を入れたこと」
      「他に学生時代に力を入れたこと」
      「強みと弱み」
      「中学・高校の経験」
      「挫折経験」
      「集団内での役割」
      「志望動機、志望職種、志望分野」
  連絡 :当日~3日以内に電話
  雰囲気:和やかですが、どんどん掘られます。
      そして倍率は少し高め。
      ネガティブチェックは終わっているので、ここで深く学生を見る訳です。
      経験の質、頭の回転など見られていきます。
      きちんと準備していきましょう。
      

 ⅴ最終面接
  場所 :本社
  時期 :4月下旬
  時間 :1時間程度
  面接官:3人
  学生 :3人
  質問 :「入社したらやりたいこと、所属したい部署」
      「現在の企業方針についてどう思うか」
      「グローバル化を進めることに必要だと思うこと」
      「今の日本が抱える問題と解決策」
      「労働問題についてとその対処法」

  連絡 :3日~1週間後に電話
  雰囲気:非常に厳かです。
      そして事前に準備など不可能な質問が来ます。
      間違いなく、瞬発力、地頭の良さ、度胸などが見られてます。
      どんな質問が来ても、必ず考えてかつ早めに回答しましょう!
      また倍率がものすごく高いのがこの最終面接です。
      普段から物事を良く考える、自分の意見を持つようにしてください!
  
      自分自身に内定が出たかは内緒です笑

ということで、以上が三菱重工の本選考になります。
重工国内No1の企業、現在は苦しい局面にありますが、社会に必要不可欠な企業です。
社会を支えたいという学生や、航空宇宙への夢がある学生はぜひ!

ではでは。