前川さんの全力で生きる日々

どうも、前川です!2019卒の大学生で、「就活のこと」「趣味のこと」「大学のこと」などなど雑多に記していきます!

【本選考】【重工業】IHI-事務系-

どうも!
前川です!

今回は重工業界で国内No3のIHIの本選考を紹介します。

1.重工業界・IHIについて
2.本選考のステップ

1.重工業界・IHIについて
 ⅰ重工業界について
  幅広い品種があるので、一概には何とも言えません。
  ですが、概して活況とは言えないマクロ状況です。
  重工業の製品群は重工長大で、一つ一つが高額です。
  そして売り切り型のビジネスは少なく、リカーリング(アフターサービスのこと)が
  メインです。
  さらに言えば、同じ製品を販売するというよりは、オーダーメイド型です。
  この辺の業界特性を理解した上で、各製品を見ていきましょう。
  ①船舶
   主にLNGタンカーや船舶などの製造・販売になります。
   基本的には厳しい環境です。
   中国韓国が参入以降は大幅な価格破壊が起き、儲けられない状況になりました。
   そして今や、韓国の造船業もピンチな状況です。
   誰も得していない悲しき式業界です…
   LNGタンカーは資源のない国にとって需要があるので、伸び続けると思います。
  ②産業機械
   ターボチャージャーなどの自動車向けやコンプレッサーなど。
   幅広い製品群です。
   安定して売り上げをあげられる製品が多く、各社の頼みの綱です。
   ただ、ターボチャージャーだけは将来的には厳しいですね…
   EVやFCVの台頭で、ガソリン車の需要は減っていく見込みです。
   ターボチャージャーはガソリン車向けなので、需要は減っていきます。
   各社対抗策が必要です。
  ③発電等のプラント
   エネルギー分野になります。
   火力発電、原子力発電、再生可能エネルギー
   化学プラントなどもですね。
   こちらも厳しい業界です。
   まず火力発電は未来がありません。
   CO2の排出制限の問題で、将来的に需要は大幅減です。
   現在、火力発電で稼いでいる企業は、別の稼ぎ頭を持つ必要があります。
   原子力発電は需要自体はあるものの、稼げる分野ではありません。
   建設のコストがバカにならないということと、政府との交渉が厳しい。
   電力買取価格を低くしたがる各国政府との交渉は骨が折れます。
   需要はあるのに、儲けられないという悲しき構造。
   ということで各社、再生可能エネルギーに活路を見出しています。
  ④航空宇宙
   ロケットや人口衛星などの製造やそれら部品などの製造。
   航空機の部品などもここにはいります。
   最も未来のある業界で、各社の稼ぎ頭です。
   世界の人口はより増えていき、世界規模での交通需要は大幅に増えます。
   将来的な航空機の需要も右肩上がりで、未来があります。
   宇宙事業も同様で、今まさに発展中です。
   10年後には市場規模が2倍になると言われています!
   実際、民間のロケットなどに加え、通信技術の発展にも必要。
   何よりロマンもあります!
  ⑤防衛
   哨戒機や戦闘機、戦車、戦艦、潜水艦、イージス艦…etc
   多くの軍需製品になります。
   基本的には安定して売り上げが上がるため、おいしい業界です。
   日本としては近年需要が上がってきています。
   中国や韓国の動き、北朝鮮の存在が理由です。
   唯一怖いのは米国政府の介入度合ですね。
 IHIについて
  売上高や利益で言うと国内重工業界で2~3番手の企業です。
  三大重工であるMHIKHIIHIを担う大企業です。
  本社は東京の豊洲にあります。
  ちなみにIHIは旧石川島播磨重工です。
  30代以上の方からするとそちらの方が馴染みのある名前かもしれません。
  IHIIshikawajimaharima Heavy Industoryです。
  区切り方が以外ですね笑
  いくつかの事業について見ていきましょう。
  ①産業・機械
   コンプレッサーや自動車向けのターボチャージャ、掘削機など。
   産業や社会を支える製品群です。
   EVやFCVの影響で、ターボチャージャの需要は確実に減少します。
   トレンドに合わせた製品ラインナップの刷新が必要ですね。
   他の産業機械系は安定しています。
   発展途上国がグングン経済成長していますし、日本もインフラ更新で需要有り。
  ②資源・エネルギー・環境
   火力発電や原子力発電、各種プラント等。
   火力発電は需要が確実になくなります。
   現在進行形で受注が減っております。
   間違いなく方向転換が必要な事業です。
   原子力発電は需要があるものの、儲かりにくい構造になっています。
   これはつらい…
   ただ再生可能エネルギー関連のプラントなどは需要↑↑です!
   今後の注力分野になっていくと思います。
   実際、水力を用いた発電などIHIは力を注いでいます。
  ③社会基盤・海洋
   橋梁や船舶、LNG関連など。
   LNGタンカー自体は需要があるものの、全体的に造船業は儲かりません。
   中国・韓国勢が仕掛けているダンピング、それに伴う価格破壊が原因です。
   最近ではその中国・韓国勢も赤字を垂れ流しており、まさに危険水域。
  ④航空宇宙・防衛
   航空機の部品、宇宙関連の部品、軍需製品になります。
   特にIHIは、国内ジェットエンジンのシェアNo1です。
   三大ジェットエンジンメーカーであるGE、ロールスロイス、PW。
   これらメーカーとの選考研究も共同で行えるほどの技術力を有しています。
   戦闘機においても一日の長があり、圧倒的なシェアです。
   航空宇宙では、JAXAとの協同プロジェクトを発表するなど、積極的です。
   ちなみにIHIが得意とするロケットはε-ロケットです。
   三菱重工H2AやH3Aとはライバルになります。
   今後市場規模の大幅な拡大が見込める航空・宇宙事業がしっかりとしています!
  ということで主要な事業は以上の通りです。
  火力発電所原子力発電所、船舶、ターボチャージャに不安要素有。
  ですが、航空宇宙事業への強みがあるという状況です。
  

2.本選考のステップ
 IHIの本選考はシンプルです。

 そのかわり、各ステップで順次人を絞っていく様な印象です。
 大学別に何人取るかが決まっているような印象があります。
 東大○人、京大○人、一橋○人、各旧帝○人、March○人の様な感じです。
 なので自分の大学のOBがどれくらいいるのか、は注目しておいた方がいいです!
 リク面でも大学OBの方がいらっしゃいますよ!
 また、IHIの面接では学業について深く聞かれます!
 これはメーカーの事務系という立場上、製品や業界の勉強が必要とされるためです。

 ⅰ説明会
 ⅱES+Webテスト
 ⅲ一次面接
 ⅳリクルーター面談
 ⅴリクルーター面談
 ⅵ二次面接
 ⅶ最終面接

 ⅰ説明会
  学内説明会と個別説明会に参加しました。
  いたって普通の説明会です。

 ⅱES+Webテスト
  ESの設問:
  ①卒業論文や学科/専攻の授業の中で、最も力を入れて学んでいるテーマについて概要をお書きください。(300字)
  ②学生時代に「やり抜いた」経験について、あなた自身の取り組みや工夫、役割、最終的な成果が分かるようにお書きください。 (500字以下)
  ③あなたがIHIで挑戦したいこと、実現したい夢や目標についてお書きください。興味ある事業や職種がある方は、それを踏まえてお書きください。(500字以内)

  Webテストはテストセンター型のでSPIです!

 ⅲ一次面接
  場所 :本社・支社・会議室
  時期 :4月上旬~中旬
  時間 :45分程度
  面接官:2人
  学生 :2人
  質問 :「自己紹介」
      「学業について」
      「学生時代に何かをやり抜いた経験」
      「IHIで担当したい事業、職種」
  連絡 :3日以内に電話
  雰囲気:至ってオーソドックスな面接でした。
      ただ学業への深堀はすさまじかったです。
      これは自分の大学での専攻等は要復習です。
      また志望道度はそこまで見られていない雰囲気でした。
      企業研究はその後のリク面でって感じですね。

 リクルーター面談
  場所 :カフェ
  時期 :4月下旬
  時間 :1時間程度
  面接官:1人(自分の大学のOB)
  学生 :1人
  質問 :全て逆質問
  連絡 :1週間以内に電話で次の面談の案内
  雰囲気:ただの雑談です。
      企業風土や職種についてなど幅広く聞けます。
      二次面接に行く前に企業研究しておいてねという感じです。

 リクルーター面談
  場所 :カフェ
  時期 :5月上旬
  時間 :1時間程度
  面接官:1人
  学生 :1人
  質問 :全て逆質問
  連絡 :1週間以内に電話で連絡
  雰囲気:同じく企業研究がメイン目的です。
      少し質問もされますが、そこまで影響はなさそうです。
      ただ円滑な会話ができるかは重要ですね。

自身の就活の軸や就活の進捗を考えて、ここで辞退しました。
ここからは選考を進めた友人からの話です。

 ⅵ二次面接
  場所 :本社
  時期 :5月中旬
  時間 :30分程度
  面接官:2人
  学生 :1人
  質問 :「自己紹介」
      「学業について」
      「学生時代に力を入れたこと」
      「志望動機」
      「志望している事業・職種」
  連絡 :3日以内に電話
  雰囲気:非常にオーソドックスかつ和やかな雰囲気だったそうです。
      志望動機はそれなりに見られます。
      そして1対2なので、深く掘られます。
      

 ⅶ最終面接
  場所 :本社
  時期 :5月下旬
  時間 :1時間程度
  面接官:2人
  学生 :1人
  質問 :「自己紹介」
      「学業について」
      「学生時代に力を入れたこと」
      「志望動機」
      「志望している事業・職種」

      「他社の選考状況」
  連絡 :当日に電話
  雰囲気:少し厳かだそうです。
      特にしっかりと勉強をしてきた学生かが深く見られるそうです。
      自信をもって自分の研究内容を語れるか、深い思考力はあるか。
      あとは、3大重工の中でもなぜIHIなのかは準備しておきましょう。

ということで、以上が川崎重工の本選考になります。
本社は東京、工場も関東が多く、重工の中では勤務地が一番いい環境だと思います!
また航空宇宙に興味やロマンを感じる学生にはピッタリな企業です!

ではでは。

【本選考】【重工業】川崎重工-事務系-

どうも!
前川です!

今回は重工業界で内No2の川崎重工の本選考を紹介します。

1.重工業界・川崎重工について
2.本選考のステップ

1.重工業界・川崎重工について
 ⅰ重工業界について
  幅広い品種があるので、一概には何とも言えません。
  ですが、概して活況とは言えないマクロ状況です。
  重工業の製品群は重工長大で、一つ一つが高額です。
  そして売り切り型のビジネスは少なく、リカーリング(アフターサービスのこと)が
  メインです。
  さらに言えば、同じ製品を販売するというよりは、オーダーメイド型です。
  この辺の業界特性を理解した上で、各製品を見ていきましょう。
  ①船舶
   主にLNGタンカーや船舶などの製造・販売になります。
   基本的には厳しい環境です。
   中国韓国が参入以降は大幅な価格破壊が起き、儲けられない状況になりました。
   そして今や、韓国の造船業もピンチな状況です。
   誰も得していない悲しき式業界です…
   LNGタンカーは資源のない国にとって需要があるので、伸び続けると思います。
  ②産業機械
   ターボチャージャーなどの自動車向けやコンプレッサーなど。
   幅広い製品群です。
   安定して売り上げをあげられる製品が多く、各社の頼みの綱です。
   ただ、ターボチャージャーだけは将来的には厳しいですね…
   EVやFCVの台頭で、ガソリン車の需要は減っていく見込みです。
   ターボチャージャーはガソリン車向けなので、需要は減っていきます。
   各社対抗策が必要です。
  ③発電等のプラント
   エネルギー分野になります。
   火力発電、原子力発電、再生可能エネルギー
   化学プラントなどもですね。
   こちらも厳しい業界です。
   まず火力発電は未来がありません。
   CO2の排出制限の問題で、将来的に需要は大幅減です。
   現在、火力発電で稼いでいる企業は、別の稼ぎ頭を持つ必要があります。
   原子力発電は需要自体はあるものの、稼げる分野ではありません。
   建設のコストがバカにならないということと、政府との交渉が厳しい。
   電力買取価格を低くしたがる各国政府との交渉は骨が折れます。
   需要はあるのに、儲けられないという悲しき構造。
   ということで各社、再生可能エネルギーに活路を見出しています。
  ④航空宇宙
   ロケットや人口衛星などの製造やそれら部品などの製造。
   航空機の部品などもここにはいります。
   最も未来のある業界で、各社の稼ぎ頭です。
   世界の人口はより増えていき、世界規模での交通需要は大幅に増えます。
   将来的な航空機の需要も右肩上がりで、未来があります。
   宇宙事業も同様で、今まさに発展中です。
   10年後には市場規模が2倍になると言われています!
   実際、民間のロケットなどに加え、通信技術の発展にも必要。
   何よりロマンもあります!
  ⑤防衛
   哨戒機や戦闘機、戦車、戦艦、潜水艦、イージス艦…etc
   多くの軍需製品になります。
   基本的には安定して売り上げが上がるため、おいしい業界です。
   日本としては近年需要が上がってきています。
   中国や韓国の動き、北朝鮮の存在が理由です。
   唯一怖いのは米国政府の介入度合ですね。
 川崎重工について
  売上高や利益で言うと国内重工業界で2~3番手の企業です。
  三大重工であるMHIKHIIHIを担う大企業です。
  本社は神戸にあり、関西系です。
  いくつかの事業について見ていきましょう。
  ①鉄道・交通
   以前までは稼ぎ頭でした。
   2017年に東海道新幹線に供給していた台車に不正があった問題がありました。
   これ以降は非常に不調となり、苦しんでいます。
  ②エネルギー・プラント
   水素プラントに力を注いでいます。
   再生可能エネルギーの中でも、利便性の高い水素に力を入れるのは正しいと思い
   ます。
   他のエネルギープラントは重工業界全体のトレンドと同じです。
  ③バイク
   他の重工にはない特徴的な事業になります。
   重工には珍しくto Cの事業です。
   世界でのシェアも大きく、川崎と言えばバイク!って人も多いはずです。
   東南アジアでの交通需要の高まり等、市場の拡大も見込めるでしょう。
   ただ電動スクーターへの移行は心配しないといけません。
  ④防衛
   哨戒機では一日の長あり。
   以前までは、防衛相への装備品納入ではMHIがトップでした。
   2年程前から、その座をKHIが奪いました。
   今や防衛相への納入では1位です。
  ということで主要な事業は以上の通りです。
  現状、三大重工各社はどこかしらは苦しんでいます。
  それが川崎重工なら、鉄道事業となるわけです。
  重工業を目指す人は、きちんと各社の状況を把握してから、考えましょう。

2.本選考のステップ
 川崎重工の本選考はリクルーター面談がキモです。

 ここを突破できれば、人事面談まで行けます!
 しっかりと準備をしておきましょう!

 ⅰ説明会
 ⅱES+Webテスト
 ⅲリクルーター面談
 ⅳリクルーター面談
 ⅴ一次面接
 ⅵ最終面接

 ⅰ説明会
  学内説明会と個別説明会に参加しました。
  いたって普通の説明会です。

 ⅱES+Webテスト
  ESの設問:
  ①川崎重工の事業分野で興味のあるものはどれですか。
   興味の高い順に3つまで選択してください。
  ②社会課題を一つ挙げ、川崎重工の製品を用いてどう解決するか述べてください。
   (400字以下)
  ③大学時代に最も力を入れて取り組んできたことについて教えてください。
   (400字以下)
  ④身近な人からあなたはどのような人だと言われますか。
   また、あなた自身はそのことについてどのように捉えていますか。
   ⅰどのような人だと言われるか(30字以下)
   ⅱご自身の考え(150字以下)

  Webテストは自宅受験型のでSPIです!

  またESが通過すると、面談用シートの提出が求められます。
  面談用シート:
  ①あなたが企業を選ぶ際に、大切にしていることを教えてください。(200字以下)
  ②川崎重工を志望する理由を教えてください。(400字以下)

 ⅲリクルーター面談
  場所 :カフェ
  時期 :4月初旬
  時間 :1時間程度
  面接官:2人
  学生 :1人
  質問 :「志望理由」
      「学生時代に力を入れたこと」
  連絡 :1週間以内に電話で面談の案内
  雰囲気:至って普通のリクルーター面談です。
      ただ思っていたよりも深く掘られます。
      この時点で”志望動機”や”志望職種”は聞かれますので、注意です。

 ⅳリクルーター面談
  場所 :カフェ
  時期 :4月中旬
  時間 :1時間程度
  面接官:3人
  学生 :1人
  質問 :「自己紹介」
      「学生時代に力を入れたこと」
      「志望動機とその理由」
      「入社したらやってみたいこと」
  連絡 :1週間以内に電話で連絡
  雰囲気:ここが最初の鬼門だと思います。
      かなり厳しく突っ込まれます。
      おそらく、次のステップである人事面接に進ませていいかを
      判断するためだと思います。
      逆に言えば、ここを突破できれば、問題はないということです。
      志望理由などは納得感があると判断できます。

自身の就活の軸や就活の進捗を考えて、ここで辞退しました。
ここからは選考を進めた友人からの話です。

 ⅴ一次面接
  場所 :本社
  時期 :5月上旬~中旬
  時間 :30分程度
  面接官:1人
  学生 :1人
  質問 :「自己PRと志望動機」
      「学生時代に力を入れたこと」
      「周りからどんな人と言われるか」
  連絡 :3日以内に電話
  雰囲気:少し厳かだったそうです。

      重要なのは、部門や職種への志望動機だそうです。
      そしてリクルーター面談の時からきちんと一貫した回答なのか。
      

 ⅵ最終面接
  場所 :本社
  時期 :5月下旬
  時間 :30分程度
  面接官:2人
  学生 :1人
  質問 :「自己PRと志望動機」
      「学生時代に力を入れたこと」
      「周りからどんな人と言われるか」
      「他社の選考状況」
       →特にMHIIHI
      「重工3社から内定がでたらどこに行くのか」
  連絡 :3日以内に電話
  雰囲気:少し厳かだそうです。
      志望理由などが今一度見られます。
      そして何より重要なのは、KHIに来てくれるかどうか。
      重工はMHIKHIIHIで面白いくらいに社風が違います。
      学生がどちらを選ぶのかは深刻な問題です。
      理由を考えておきましょう。

ということで、以上が川崎重工の本選考になります。
神戸に本社を置き、現場を大切にする社風です。
東京がいい!って人にはおすすめできないです…
ですが、モノづくりに真摯に向き合いたい人にはおすすめの会社です!

ではでは。

【本選考】【自動車】デンソー-事務系総合職-

どうも!
前川です!

今回は世界・国内No1の自動車部品メーカーであるデンソーの本選考紹介します。

1.自動車業界・デンソーについて
2.本選考のステップ

1.自動車業界・デンソーについて
 ⅰ自動車業界について
  自動車業界は国を支える基幹産業です。
  何十万という部品点数から成り立っており、非常に裾野が広い業界です。
  完成車が売れれば、それに関わった部品企業も金融業界も小売店も儲かります。
  日本においても未だに市場規模で大きな規模を占める業界です。
  ただ最近はとにかく変化が激しい。
  ①EV、FCV、HVの三つ巴の戦い
   Teslaを筆頭に多くの企業が取り組んでいるEV。
   現在デファクトスタンダードになりつつあります。
   大してトヨタが取り組んでいる水素自動車などのFCV。
   FCVは別に水素だけを対象にしているわけではありません。
   また多くの日本企業が強みとするHV。
   近年のEUや中国の規制により、HVは厳しい状況となっています。
   よって中東やアフリカ等が主戦場となっていくでしょう。
   つまり、先進国ではEV対FCV、他地域ではHV対ガソリン車の構図になります。
   この激しい戦いの中で勝者となるのは誰なのか…
   混沌です。
  ②自動運転
   現在、世界各国で取り組んでいる技術です。
   EV化が進むと必要な電装品が増え、結果的に自動運転が導入しやすくなります。
   この背景もあり、自動運転が盛り上がっている訳です。
   自動運転のアプローチとしては2種類あるかなと思います。
   aビッグデータ解析
    IoTを活かしたビッグデータ取得とAIによる解析です。
    今、市場に出回っている自動車はセンサーが付いています。(例えばトヨタ
    これによる自動車や運転手の各種データを取得し、解析しています。
    劣悪な環境下での運転、頻繁に訪れる場所、さまざまなデータです。
    これを自動運転の際に活かそうということです。
   bリアルタイムの画像解析
    Deep Learningの登場以降、画像解析の技術は飛躍的に向上しています。
    自動車のカメラから周りの状況を把握、それに応じた行動をとるわけです。
    今の自動運転のキモとなる技術です。
   この2つを組み合わせることで、安全な自動運転技術を成立させるわけです。
  ③自動車サービス
   自動運転の技術が進むと、多くの変化が社会に起こります。
   例えば、カーシェアリング
   「所有権からアクセス権へ」今の世の中の流れです。
   自動車は所有するものでなく、シェアするものになる可能性は高いです。
   自動車社内での提供サービスも進みます。
   運転しなくなる分、車内のサービスを向上させる必要があります。
   音楽や動画、店舗の紹介、観光地の案内…etc
   新たなビジネスが生まれそうですね。
   なぜトヨタがグーグルと協力しているのかがよく分かります。
   他にも、様々な新規ビジネスが創出されていきます。
   非常に将来有望です。
  自動車業界は未来がどうなるかわからない混沌の業界です。
  ですが、ビジネスチャンスも非常に豊富な業界だと思います!
 デンソーについて
  世界トップクラスの自動車部品メーカーです。
  ボッシュなどと熾烈な争いを繰り広げています。
  そして何を隠そうトヨタ系列!
  元々、トヨタ自動車の電装品部門がスピンアウトする形で生まれた会社です。
  その会社が今や売上高4.5兆円の企業となるとは…
  この背景があると、トヨタ自動車との取引していないと思うかもしれません。
  実はデンソーの売り上げに占めるトヨタ系列の割合は4~5割程度。
  残りは他の完成車メーカー(日系・外資ともに)との取引です。
  トヨタとともに心中という可能性を減らそうとしてますね。
  そんなデンソーもEVや自動運転に力を入れています。
  日本の企業としてしっかり頑張ってもらいたいですね。

2.本選考のステップ
 今回はインターンルートの紹介していきます。
 インターンで評価されれば、大学OBとのリクルーター面談が行われます。
 何回か突破すると、最終面接の案内が来てフィニッシュです!
 5月中に内々定が出ますよ!
 ※大学OBが少ない大学の場合、リクルーター面談は行われません…

 ⅰリクルーター面談
 ⅱリクルーター面談
 ⅲリクルーター面談
 ⅳES
 ⅴリクルーター面談
 ⅵワークショップ+筆記試験
 ⅶ最終面接

 リクルーター面談
  場所 :本社or支社の会議室or近くのカフェ
  時期 :12月中旬
  時間 :1時間程度
  面接官:2人
  学生 :1人
  質問 :「自己紹介」
      「学生時代に力を入れたこと」
      「志望業界」
      「デンソーへの興味」
      「今後の就職活動での動き方」
  連絡 :1~2か月後に電話で次の面談の案内
  雰囲気:非常に和やかです。
      比較的若手の方との面談になります。
      時間の半分は逆質問になります。
      各職種や業界、企業風土についてガンガン質問しましょう!

 リクルーター面談
  場所 :本社or支社の会議室or近くのカフェ
  時期 :2月初旬
  時間 :1時間程度
  面接官:2人
  学生 :1人
  質問 :「自己紹介」
      「学生時代に力を入れたこと」
      「志望動機」
      「就活の軸」
      「他の志望業界・企業」
      「今後の就職活動の方針」
  連絡 :1か月後に電話で面談の案内
  雰囲気:おそらくエース級の社員の方が来ます。
      まだまだデンソーについて知らないことをガンガン聞いていきましょう!
      ここら辺までは、ほぼ全通ってくらい周りも進んでました。
      また、まだデンソーへの志望度が高くなくても通ります。

 リクルーター面談
  場所 :本社or支社の会議室
  時期 :3月中旬~下旬
  時間 :1時間程度
  面接官:1人
  学生 :1人
  質問 :「就職活動の進捗」
      「志望業界や企業の変化」
      「本選考でデンソーを受けるかどうか」
  連絡 :ES通過と共に来ます。
  雰囲気:本選考を受けるのかの確認をされます。
      また「冬にどんなインターンに参加したか」「志望業界は変わったか」
      もチェックされます。
      選考という感じではないので、正直に話しても大丈夫です!

 
ES
  ESの設問:
  【1】デンソーへの志望動機とデンソーで実現したい事を教えてください。(250文字以内)
  【2】上記の根拠となる具体的な経験やエピソード、それらを通して培った強みや今後伸ばしたい能力を教えてください。(250文字以内)
  【3】ゼミや部活、クラブ活動などで担う事が多かった役割と具体的なエピソードを教えてください。(250文字以内)
  
  通常選考の場合はWebテストがありますが、インターン参加者は免除です。
      
 ⅴリクルーター面談
  場所 :本社or支社の会議室
  時期 :4月上旬~中旬
  時間 :45分程度
  面接官:1人
  学生 :1人
  質問 :「就職活動の状況」
      「自動車業過の展望」
      「完成車メーカーとの違い
  連絡 :ES通過とともに連絡が来ます。
  雰囲気:最後に聞いておきたいことある?」という面談です。
      逆質問がメインで、疑問などはここで解消しておきましょう。
      またESが通過することはここで教えてもらえます。
      
 ⅵワークショップ+筆記試験
  場所 :本社or支社の会議室
  時期 :4月順~5月上旬
  時間 :3時間(前半は社員紹介と技術紹介、後半はGWと筆記試験)
  学生 :60人以上
  テーマ:「自動運転技術が実用化されたあとの、新規事業立案」
  雰囲気:特に評価とかはされていないと思います。
      GWも別段評価されている雰囲気ではなかったです。
      ちなみに筆記試験はクレペリンです。

 ⅷ最終面接
  場所 :本社
  時期 :5月中旬
  時間 :1時間
  面接官:2人
  学生 :1人
  質問 :「学生時代に力を入れたこと」
      「それ以外で力を入れたこと」
      「自分がどんな人間か」
      「どんな人間と周りからは言われるか」
      「高校時代に力を入れたこと」
      「何がモチベーションの源泉となっているか」
      「趣味は?」
      「入社して取り組みたいこととその理由」

  連絡 :当日中に電話
  雰囲気:ちょっと圧迫気味でした。
      個人的に面接官の人のバカにするような態度が気に入らなかったので
      辞退することに決めました。

ということで、以上がデンソーの本選考になります。
自動車業界に関わりたい、海外勤務をしたい方にはおすすめです!
まぁ自分は最終面接で嫌いになりましたけどね笑

ではでは。

【本選考】【自動車】トヨタ自動車-事務系-

どうも!
前川です!

今回は日本を代表する企業であるトヨタ自動車の本選考を紹介します。

1.自動車業界・トヨタ自動車について
2.本選考のステップ

1.自動車業界・トヨタ自動車について
 ⅰ自動車業界について
  自動車業界は国を支える基幹産業です。
  何十万という部品点数から成り立っており、非常に裾野が広い業界です。
  完成車が売れれば、それに関わった部品企業も金融業界も小売店も儲かります。
  日本においても未だに市場規模で大きな規模を占める業界です。
  ただ最近はとにかく変化が激しい。
  ①EV、FCV、HVの三つ巴の戦い
   Teslaを筆頭に多くの企業が取り組んでいるEV。
   現在デファクトスタンダードになりつつあります。
   大してトヨタが取り組んでいる水素自動車などのFCV。
   FCVは別に水素だけを対象にしているわけではありません。
   また多くの日本企業が強みとするHV。
   近年のEUや中国の規制により、HVは厳しい状況となっています。
   よって中東やアフリカ等が主戦場となっていくでしょう。
   つまり、先進国ではEV対FCV、他地域ではHV対ガソリン車の構図になります。
   この激しい戦いの中で勝者となるのは誰なのか…
   混沌です。
  ②自動運転
   現在、世界各国で取り組んでいる技術です。
   EV化が進むと必要な電装品が増え、結果的に自動運転が導入しやすくなります。
   この背景もあり、自動運転が盛り上がっている訳です。
   自動運転のアプローチとしては2種類あるかなと思います。
   aビッグデータ解析
    IoTを活かしたビッグデータ取得とAIによる解析です。
    今、市場に出回っている自動車はセンサーが付いています。(例えばトヨタ
    これによる自動車や運転手の各種データを取得し、解析しています。
    劣悪な環境下での運転、頻繁に訪れる場所、さまざまなデータです。
    これを自動運転の際に活かそうということです。
   bリアルタイムの画像解析
    Deep Learningの登場以降、画像解析の技術は飛躍的に向上しています。
    自動車のカメラから周りの状況を把握、それに応じた行動をとるわけです。
    今の自動運転のキモとなる技術です。
   この2つを組み合わせることで、安全な自動運転技術を成立させるわけです。
  ③自動車サービス
   自動運転の技術が進むと、多くの変化が社会に起こります。
   例えば、カーシェアリング
   「所有権からアクセス権へ」今の世の中の流れです。
   自動車は所有するものでなく、シェアするものになる可能性は高いです。
   自動車社内での提供サービスも進みます。
   運転しなくなる分、車内のサービスを向上させる必要があります。
   音楽や動画、店舗の紹介、観光地の案内…etc
   新たなビジネスが生まれそうですね。
   なぜトヨタがグーグルと協力しているのかがよく分かります。
   他にも、様々な新規ビジネスが創出されていきます。
   非常に将来有望です。
  自動車業界は未来がどうなるかわからない混沌の業界です。
  ですが、ビジネスチャンスも非常に豊富な業界だと思います!
 トヨタ自動車について
  国内No1、世界でもトップクラス(売上高や販売台数)の完成車メーカーです。
  トヨタといえばGDPの1割以上を占めると言われるバカでかいグループです。
  トヨタ自動車といえば、水素自動車ミライがこけた印象もあるかもしれません。
  まぁあれは実験的な車種だと思えばいいと思います。
  現在トヨタ自動車が注力しているのは
  ①EV
  ②FCV
  ③AI研究・自動運転
  ④自動車を用いたサービス(カーシェアリングなど)
  です。
  まさに自動車業界の流れにしっかりと対応しています。
  特にAI研究は日本で最も進んでいるのでは?と思う程。
  東京に新しく研究施設を建てたり、MITと共同研究をしたり。
  車内サービスではGoogleとアライアンスを結んだり。
  世界のトヨタに恥じない振る舞いだと思います。
  ちなみにトヨタはメーカーにしては高収入が期待できます。
  32歳で1000万は行くらしいですよ!
  またVokerでの評価も高いですし、労働環境はいいように感じます。
  ただ欠点もいくつかあります。
  ①勤務地は愛知県豊田市が多数!
   文系の場合、国内勤務の場合は基本的に豊田市です。
   他には名古屋駅にあるミッドランド、東京などになります。
   トヨタ志望の方は一度豊田市を訪れた方がいいと思います。
   ここで住んでいけるのか…を見てみましょう。
   想像以上に何もないですよ…
  ②現場研修が長い
   入社した先輩からお聞きしました。
   1年目の内に、10週間の工場実習(期間工と同じことをやります)
            10週間のディーラー研修(どこでやるかはランダム)
   があります。
   正直長いです。
   自分は無理だなと思いました…

2.本選考のステップ
 トヨタ自動車の本選考はリクルーター面談がキモです。
 ここを突破できれば6/1までには内定がもらえます。
 ここでミスっても通常選考には乗れるみたいです。
 つまりチャンスは2回。

 ⅰ説明会
 ⅱES+Webテスト
 ⅲリクルーター面談
 ⅳリクルーター面談
 ⅴグループワーク(参加はしなくてもいい)
 ⅵ模擬面談
 ⅶ模擬面談
 ⅷ最終面接

 ⅰ説明会
  先輩社員との座談会がある個別説明会は重要です。
  これらに参加すると高確率でリクルーターが付きます!
  ※少なくともMarch以上の大学に限る

 ⅱES+Webテスト
  ESの設問:
  テーマ1 大学で専攻しているテーマ及びその内容について教えてください。
        (1)指導教官 (15文字)
        (2)テーマ(50 文字) 
        (3)具体的な内容について(200 文字)
  テーマ2 大学時代に最も力を入れて取り組んだことについて
        (1)活動内容(15文字)
        (2)期間
        (3)本文(400 文字)
  テーマ3 大学時代にチームを巻き込んで成果を出したエピソード
        (1)活動内容 (15文字)
        (2)期間
        (3)チーム内での役割(15文字) 
        (4)本文(400 文字)
  テーマ4 トヨタの志望理由とやりたい仕事について
        (1)トヨタの志望理由とやりたい仕事(400 文字)
  テーマ5 身近な人から、あなたはどのような人だと言われますか。またそのように言われる理由を具体的に教えてください。
        (1)どの様な人だと言われるか(30文字)
        (2)その様に言われる理由(150字)
 
  WebテストはテストセンターでSPIです!

 ⅲリクルーター面談
  場所 :本社or支社の会議室
  時期 :4月初旬
  時間 :1時間程度
  学生 :2人
  質問 :「学生時代に力を入れたこと」
      「志望動機」
      「人を巻き込んだ経験」
  連絡 :1週間以内に電話で面談の案内
  雰囲気:本選考対策のOB面談との名目で呼ばれます。
      とはいえ普通の面談です。
      雰囲気は和やかです。
      が、確実にみられているので油断せず行きましょう。

 ⅳリクルーター面談
  場所 :本社or支社の会議室
  時期 :4月中旬
  時間 :1時間程度
  面接官:1人
  学生 :1人
  質問 :「自己紹介」
      「学生時代に力を入れたこと」
      「最も苦労した経験」
      「自分の強みは?また自分の弱みは?」
      「トヨタ自動車の志望度」
  連絡 :1週間以内に電話で連絡
  雰囲気:ここが最初の鬼門だと思われます。
      かなり深く突っ込まれます。
      またこの辺りから周りの友人で呼ばれなくなった人もいました。
      心構えくらいはしておいた方が無難です。
      またトヨタ第一志望といわなくてもまだ大丈夫な面談です。

 ⅴグループワーク(参加しなくてもOK)
  場所 :どこぞの会議室
  時期 :4月下旬
  時間 :3時間程度
  雰囲気参加しなくてもいいイベントです。
      自分は参加しませんでした。
      中身としては業界や職種理解のワークっぽい感じらしいです。
      学生だけでなく、研修で社会人も参加してるらしいです。
      全て友人談です。
      
 ⅵ模擬面談
  場所 :本社or支社の会議室
  時期 :5月上旬~中旬
  時間 :45分程度
  面接官:3人
  学生 :1人
  質問 :「自己PRと志望動機」
      「学生時代に力を入れたこと」
      「志望企業とその中でのトヨタの志望度」
  連絡 :1週間以内に電話
  雰囲気:少し厳かです。
      リクルーターのトップとの面談です。
      普通に面接なので注意です。
      それなりに深く掘られます。
      ここまで来たらあと少しなので頑張りましょう。
      
 ⅶ模擬面談
  場所 :本社or支社の会議室
  時期 :5月中旬~下旬
  時間 :1時間
  面接官:3人
  学生 :1人
  質問 :「学生時代に力を入れたこと」
      「周りを巻き込んだ経験」
      「志望動機」
      「入社してやりたいこと」
      「勤務地について」
  連絡 :1週間以内に電話
  雰囲気:年次が上がります。
      人事面接に出せる学生かどうかを見られます。
      深掘りが結構ぐいぐい来るので、素早く返しましょう。
      地頭の良さアピールです。
      またここでは志望度も非常に重要です。
      しっかりと第一志望だと言いましょう!
      内々定でてから、心配すればいいだけのことです笑

 ⅷ最終面接
  場所 :本社
  時期 :6月1日
  時間 :1時間
  面接官:3人
  学生 :1人
  質問 :「志望動機」
      「学生時代に力を入れたこと」
      「人を巻き込んだ経験」
      「トヨタの志望度」
  連絡 :当日中に電話  
  雰囲気:リク面を突破している方なら基本落ちません。
      リクルーターたちのアドバイスをしっかりと受ければ大丈夫!
      落ち着いていきましょう!
      

ということで、以上がトヨタ自動車の本選考になります。
世界規模でトップクラスの企業です。
そういった場で働いてみるのもいい経験になると思います。
年収も高いですし、何より日本を背負って働けますよ!

ではでは。

【本選考】【化学】住友化学-事務系-

どうも!
前川です!

今回は住友化学の本選考を紹介します。

1.化学業界・住友化学について
2.本選考のステップ

1.化学業界・住友化学について
 ⅰ化学業界について
  まずは化学業界で取り扱っている製品について。
  ①基礎化学品
   石油から精製される石油化学品になります。
   エチレンとかポリプロピレンとか。
   世の中に無くてはならない製品です。
   とはいえ、なくてならない製品だからこそ利益はそこまで出ません。
   価格を簡単に引き上げることも出来ないからです。
   利益増にはコスト減が不可欠ですが、石油価格は操作できません。
   なので、各社は規模の経済や固定費用の低減に命を懸けている訳です。
   結論としては、世界シェアNo1でなければ意味がないということです。
   日本企業には世界シェアNo1製品を保有している企業が多いです!
  ②機能性化学品(スペシャリティ)
   ある一つの機能に特化した製品です。
   半導体関連や炭素繊維系、スーパーエンプラとかになります。
   というよりも、たくさんありすぎて列挙できないです笑
   ここが現在の化学業界の稼ぎ頭です。
   利益を出しやすい訳ですね。
   多くの日本の化学企業も機能性化学品に全力を注いでいます。
  化学の進化、素材の進化は最終製品の進化に繋がります。
  世の中に必要不可欠であり、市場はこれからも拡大するでしょう。    

 住友化学について
  国内規模第2位の財閥系総合化学メーカーです。
  石油化学品から機能性化学品まで、幅広く取り扱っています。
  特に基礎化学品に圧倒的な強みがあります。
  有名なもので言えば、ラービグプロジェクトがありますね。
  石油化学品のコストを下げるため、中東にプラントを建設したわけです。
  また機能性商品で言えば、半導体やスーパーエンプラ、農薬など。
  バランスのいいポートフォリオ、世界シェアNo1の商品の多さが特徴です。
  社風は”the 真面目”です。
  チャラチャラした人はいませんでした。
  落ち着いた雰囲気が好きな人にもおすすめです!

2.本選考のステップ
 住友化学の本選考は社員面談がキモです。
 こちらがうまく進めば、5月中に内々定が出ます!
 全ては事業理解ワークの評価次第です。
 ルートを分けて説明すると
 ①事業ワーク→社員面談→社員面談→人事面談→人事面談→内々定(5月中)
 ②事業ワーク→社員面談×2~3→2次面接or最終面接→内定(6月中)
 ③事業理解ワーク→1次面接→2次面接→最終面接→内定(6月中)
 です。
 ①が少数、②がメインです。
 正直、③で内定をもらう学生は無いに等しいと思います。
 これ全然評価されてないんで、ほぼほぼノーチャンスなんです…

 ⅰ説明会
 ⅱES+Webテスト
 ⅲ事業理解ワーク
 ⅳ社員面談
 ⅴ社員面談
 ⅵ人事面談
 ⅶ人事面談


 ⅰ説明会
  何の変哲もない説明会です。
  大学のと個別説明会に参加しました。

 ⅱES+Webテスト
  ESの設問:
  ①志望動機をご記入ください。(250字以内)
  ② 学生時代の学業への取組みについてお書きください。(200字以内)
  ③学生時代(学業以外)に力を入れたことは何ですか。「特に工夫した点」あるいは「苦労した点とその解決方法」を中心にお書きください。(200字以内)
 

  Webテストは自宅受験型の玉手箱だったと記憶してます。

 ⅲ事業理解ワーク
  場所 :本社
  時期 :4月中旬
  時間 :2時間程度
  学生 :30人
  テーマ:住友化学が今後取り組むべき新規事業
  連絡 :2週間以内にメールで面談の案内
  雰囲気:和やかな雰囲気です。
      あまり学生同士で戦うというより、チームワークを重視する雰囲気です。
      実際に、そういったところが社員の方から評価されていると思います。
      新規事業で大切なのは、「どんな社会課題を解決したいか」
      「どんな社会を実現したいか」です。
      ここに熱い想いを持ちつつ、論理性を出していきましょう!

 ⅳ社員面談
  場所 :本社
  時期 :5月上旬
  時間 :40分程度
  面接官:1人
  学生 :1人
  質問 :「自己紹介」
      「学生時代に力を入れたこと」
      「最も苦労した経験」
      「仕事に活かせそうな自分の強みは?」
      「入社したらやってみたいこと」
      「就活の軸」
      「将来なりたい社会人像」
  連絡 :1~2日後にメール
  雰囲気:半分は面接、半分は企業理解の時間です。
      面接自体は会話ベースで、非常に和やかです。
      ただ思ってるよりも深く掘られるので注意です。
      また住友化学は日銀などと同じく学習面を非常に重視します。
      ゼミや研究室での勉強内容をしっかりと話せるようにしておきましょう。

 ⅴ社員面接
  場所 :本社
  時期 :5月中旬
  時間 :40分程度
  面接官:1人
  学生 :1人
  質問 :「学生時代に力を入れたこと」
      「学業面で力を入れたこと?」
      「学業について」
      「就活の軸と選考状況」

  連絡 :1~2日後にメール
  雰囲気:最初の社員面談と同じ雰囲気です。
      そして学業の話はかなり深く掘られます。
      きちんと勉強しておく必要があります。
      真面目に勉強できて、落ち着いているけど行動力がある。
      これが住友化学が求めている人財なのかなと思います。
      
 ⅵ人事面談
  場所 :本社
  時期 :5月中旬
  時間 :45分程度
  面接官:1人
  学生 :1人
  質問 :「自己PRと志望動機」
      「学生時代に力を入れたこと」
      「志望企業とその中での住友化学の立ち位置」
      「入社してから成し遂げたいこと」
  連絡 :数日後に電話
  雰囲気:少し厳かです。
      人事の採用担当トップとの面談になります。
      どうやって周りを巻き込むかは非常にみられます。
      さらに、志望度は大変重要です。
      第一志望と言い切ることが大切です。
      ただ緊張感が漂う面談なので、リラックスしていきましょう。
      
 人事面談
  場所 :本社
  時期 :5月下旬
  時間 :1時間
  面接官:1人
  学生 :1人
  質問 :全て逆質問  
  雰囲気:意思確認の面談です。
      入社する前に確認しておきたいことを確認できる場です。
      
かなり現実的な話とかもできます。(給与面とか笑)
      この段階でめぼしい学生には内定が出てそうです。

      自分自身に内定が出たかは内緒です笑

ということで、以上が住友化学の本選考になります。
財閥系総合化学メーカーで、攻めの経営を展開する住友化学
海外転勤などをしたい方にはおすすめの企業です。

ではでは。