どうも!
前川です!
今回は住友化学の本選考を紹介します。
1.化学業界・住友化学について
2.本選考のステップ
1.化学業界・住友化学について
ⅰ化学業界について
まずは化学業界で取り扱っている製品について。
①基礎化学品
石油から精製される石油化学品になります。
エチレンとかポリプロピレンとか。
世の中に無くてはならない製品です。
とはいえ、なくてならない製品だからこそ利益はそこまで出ません。
価格を簡単に引き上げることも出来ないからです。
利益増にはコスト減が不可欠ですが、石油価格は操作できません。
なので、各社は規模の経済や固定費用の低減に命を懸けている訳です。
結論としては、世界シェアNo1でなければ意味がないということです。
日本企業には世界シェアNo1製品を保有している企業が多いです!
②機能性化学品(スペシャリティ)
ある一つの機能に特化した製品です。
半導体関連や炭素繊維系、スーパーエンプラとかになります。
というよりも、たくさんありすぎて列挙できないです笑
ここが現在の化学業界の稼ぎ頭です。
利益を出しやすい訳ですね。
多くの日本の化学企業も機能性化学品に全力を注いでいます。
化学の進化、素材の進化は最終製品の進化に繋がります。
世の中に必要不可欠であり、市場はこれからも拡大するでしょう。
ⅱ住友化学について
国内規模第2位の財閥系総合化学メーカーです。
石油化学品から機能性化学品まで、幅広く取り扱っています。
特に基礎化学品に圧倒的な強みがあります。
有名なもので言えば、ラービグプロジェクトがありますね。
石油化学品のコストを下げるため、中東にプラントを建設したわけです。
また機能性商品で言えば、半導体やスーパーエンプラ、農薬など。
バランスのいいポートフォリオ、世界シェアNo1の商品の多さが特徴です。
社風は”the 真面目”です。
チャラチャラした人はいませんでした。
落ち着いた雰囲気が好きな人にもおすすめです!
2.本選考のステップ
住友化学の本選考は社員面談がキモです。
こちらがうまく進めば、5月中に内々定が出ます!
全ては事業理解ワークの評価次第です。
ルートを分けて説明すると
①事業ワーク→社員面談→社員面談→人事面談→人事面談→内々定(5月中)
②事業ワーク→社員面談×2~3→2次面接or最終面接→内定(6月中)
③事業理解ワーク→1次面接→2次面接→最終面接→内定(6月中)
です。
①が少数、②がメインです。
正直、③で内定をもらう学生は無いに等しいと思います。
これ全然評価されてないんで、ほぼほぼノーチャンスなんです…
ⅰ説明会
ⅱES+Webテスト
ⅲ事業理解ワーク
ⅳ社員面談
ⅴ社員面談
ⅵ人事面談
ⅶ人事面談
ⅰ説明会
何の変哲もない説明会です。
大学のと個別説明会に参加しました。
ⅱES+Webテスト
ESの設問:
①志望動機をご記入ください。(250字以内)
② 学生時代の学業への取組みについてお書きください。(200字以内)
③学生時代(学業以外)に力を入れたことは何ですか。「特に工夫した点」あるいは「苦労した点とその解決方法」を中心にお書きください。(200字以内)
Webテストは自宅受験型の玉手箱だったと記憶してます。
ⅲ事業理解ワーク
場所 :本社
時期 :4月中旬
時間 :2時間程度
学生 :30人
テーマ:住友化学が今後取り組むべき新規事業
連絡 :2週間以内にメールで面談の案内
雰囲気:和やかな雰囲気です。
あまり学生同士で戦うというより、チームワークを重視する雰囲気です。
実際に、そういったところが社員の方から評価されていると思います。
新規事業で大切なのは、「どんな社会課題を解決したいか」
「どんな社会を実現したいか」です。
ここに熱い想いを持ちつつ、論理性を出していきましょう!
ⅳ社員面談
場所 :本社
時期 :5月上旬
時間 :40分程度
面接官:1人
学生 :1人
質問 :「自己紹介」
「学生時代に力を入れたこと」
「最も苦労した経験」
「仕事に活かせそうな自分の強みは?」
「入社したらやってみたいこと」
「就活の軸」
「将来なりたい社会人像」
連絡 :1~2日後にメール
雰囲気:半分は面接、半分は企業理解の時間です。
面接自体は会話ベースで、非常に和やかです。
ただ思ってるよりも深く掘られるので注意です。
また住友化学は日銀などと同じく学習面を非常に重視します。
ゼミや研究室での勉強内容をしっかりと話せるようにしておきましょう。
ⅴ社員面接
場所 :本社
時期 :5月中旬
時間 :40分程度
面接官:1人
学生 :1人
質問 :「学生時代に力を入れたこと」
「学業面で力を入れたこと?」
「学業について」
「就活の軸と選考状況」
連絡 :1~2日後にメール
雰囲気:最初の社員面談と同じ雰囲気です。
そして学業の話はかなり深く掘られます。
きちんと勉強しておく必要があります。
真面目に勉強できて、落ち着いているけど行動力がある。
これが住友化学が求めている人財なのかなと思います。
ⅵ人事面談
場所 :本社
時期 :5月中旬
時間 :45分程度
面接官:1人
学生 :1人
質問 :「自己PRと志望動機」
「学生時代に力を入れたこと」
「志望企業とその中での住友化学の立ち位置」
「入社してから成し遂げたいこと」
連絡 :数日後に電話
雰囲気:少し厳かです。
人事の採用担当トップとの面談になります。
どうやって周りを巻き込むかは非常にみられます。
さらに、志望度は大変重要です。
第一志望と言い切ることが大切です。
ただ緊張感が漂う面談なので、リラックスしていきましょう。
ⅶ人事面談
場所 :本社
時期 :5月下旬
時間 :1時間
面接官:1人
学生 :1人
質問 :全て逆質問
雰囲気:意思確認の面談です。
入社する前に確認しておきたいことを確認できる場です。
かなり現実的な話とかもできます。(給与面とか笑)
この段階でめぼしい学生には内定が出てそうです。
自分自身に内定が出たかは内緒です笑
ということで、以上が住友化学の本選考になります。
財閥系総合化学メーカーで、攻めの経営を展開する住友化学。
海外転勤などをしたい方にはおすすめの企業です。
ではでは。