どうも!
前川です!
今回は世界・国内No1の自動車部品メーカーであるデンソーの本選考を紹介します。
1.自動車業界・デンソーについて
2.本選考のステップ
1.自動車業界・デンソーについて
ⅰ自動車業界について
自動車業界は国を支える基幹産業です。
何十万という部品点数から成り立っており、非常に裾野が広い業界です。
完成車が売れれば、それに関わった部品企業も金融業界も小売店も儲かります。
日本においても未だに市場規模で大きな規模を占める業界です。
ただ最近はとにかく変化が激しい。
①EV、FCV、HVの三つ巴の戦い
Teslaを筆頭に多くの企業が取り組んでいるEV。
現在デファクトスタンダードになりつつあります。
大してトヨタが取り組んでいる水素自動車などのFCV。
FCVは別に水素だけを対象にしているわけではありません。
また多くの日本企業が強みとするHV。
近年のEUや中国の規制により、HVは厳しい状況となっています。
よって中東やアフリカ等が主戦場となっていくでしょう。
つまり、先進国ではEV対FCV、他地域ではHV対ガソリン車の構図になります。
この激しい戦いの中で勝者となるのは誰なのか…
混沌です。
②自動運転
現在、世界各国で取り組んでいる技術です。
EV化が進むと必要な電装品が増え、結果的に自動運転が導入しやすくなります。
この背景もあり、自動運転が盛り上がっている訳です。
自動運転のアプローチとしては2種類あるかなと思います。
aビッグデータ解析
IoTを活かしたビッグデータ取得とAIによる解析です。
今、市場に出回っている自動車はセンサーが付いています。(例えばトヨタ)
これによる自動車や運転手の各種データを取得し、解析しています。
劣悪な環境下での運転、頻繁に訪れる場所、さまざまなデータです。
これを自動運転の際に活かそうということです。
bリアルタイムの画像解析
Deep Learningの登場以降、画像解析の技術は飛躍的に向上しています。
自動車のカメラから周りの状況を把握、それに応じた行動をとるわけです。
今の自動運転のキモとなる技術です。
この2つを組み合わせることで、安全な自動運転技術を成立させるわけです。
③自動車サービス
自動運転の技術が進むと、多くの変化が社会に起こります。
例えば、カーシェアリング。
「所有権からアクセス権へ」今の世の中の流れです。
自動車は所有するものでなく、シェアするものになる可能性は高いです。
自動車社内での提供サービスも進みます。
運転しなくなる分、車内のサービスを向上させる必要があります。
音楽や動画、店舗の紹介、観光地の案内…etc
新たなビジネスが生まれそうですね。
なぜトヨタがグーグルと協力しているのかがよく分かります。
他にも、様々な新規ビジネスが創出されていきます。
非常に将来有望です。
自動車業界は未来がどうなるかわからない混沌の業界です。
ですが、ビジネスチャンスも非常に豊富な業界だと思います!
ⅱデンソーについて
世界トップクラスの自動車部品メーカーです。
ボッシュなどと熾烈な争いを繰り広げています。
そして何を隠そうトヨタ系列!
元々、トヨタ自動車の電装品部門がスピンアウトする形で生まれた会社です。
その会社が今や売上高4.5兆円の企業となるとは…
この背景があると、トヨタ自動車との取引していないと思うかもしれません。
実はデンソーの売り上げに占めるトヨタ系列の割合は4~5割程度。
残りは他の完成車メーカー(日系・外資ともに)との取引です。
トヨタとともに心中という可能性を減らそうとしてますね。
そんなデンソーもEVや自動運転に力を入れています。
日本の企業としてしっかり頑張ってもらいたいですね。
2.本選考のステップ
今回はインターンルートの紹介していきます。
インターンで評価されれば、大学OBとのリクルーター面談が行われます。
何回か突破すると、最終面接の案内が来てフィニッシュです!
5月中に内々定が出ますよ!
※大学OBが少ない大学の場合、リクルーター面談は行われません…
ⅰリクルーター面談
ⅱリクルーター面談
ⅲリクルーター面談
ⅳES
ⅴリクルーター面談
ⅵワークショップ+筆記試験
ⅶ最終面接
ⅰリクルーター面談
場所 :本社or支社の会議室or近くのカフェ
時期 :12月中旬
時間 :1時間程度
面接官:2人
学生 :1人
質問 :「自己紹介」
「学生時代に力を入れたこと」
「志望業界」
「デンソーへの興味」
「今後の就職活動での動き方」
連絡 :1~2か月後に電話で次の面談の案内
雰囲気:非常に和やかです。
比較的若手の方との面談になります。
時間の半分は逆質問になります。
各職種や業界、企業風土についてガンガン質問しましょう!
ⅱリクルーター面談
場所 :本社or支社の会議室or近くのカフェ
時期 :2月初旬
時間 :1時間程度
面接官:2人
学生 :1人
質問 :「自己紹介」
「学生時代に力を入れたこと」
「志望動機」
「就活の軸」
「他の志望業界・企業」
「今後の就職活動の方針」
連絡 :1か月後に電話で面談の案内
雰囲気:おそらくエース級の社員の方が来ます。
まだまだデンソーについて知らないことをガンガン聞いていきましょう!
ここら辺までは、ほぼ全通ってくらい周りも進んでました。
また、まだデンソーへの志望度が高くなくても通ります。
ⅲリクルーター面談
場所 :本社or支社の会議室
時期 :3月中旬~下旬
時間 :1時間程度
面接官:1人
学生 :1人
質問 :「就職活動の進捗」
「志望業界や企業の変化」
「本選考でデンソーを受けるかどうか」
連絡 :ES通過と共に来ます。
雰囲気:本選考を受けるのかの確認をされます。
また「冬にどんなインターンに参加したか」「志望業界は変わったか」
もチェックされます。
選考という感じではないので、正直に話しても大丈夫です!
ⅳES
ESの設問:
【1】デンソーへの志望動機とデンソーで実現したい事を教えてください。(250文字以内)
【2】上記の根拠となる具体的な経験やエピソード、それらを通して培った強みや今後伸ばしたい能力を教えてください。(250文字以内)
【3】ゼミや部活、クラブ活動などで担う事が多かった役割と具体的なエピソードを教えてください。(250文字以内)
通常選考の場合はWebテストがありますが、インターン参加者は免除です。
ⅴリクルーター面談
場所 :本社or支社の会議室
時期 :4月上旬~中旬
時間 :45分程度
面接官:1人
学生 :1人
質問 :「就職活動の状況」
「自動車業過の展望」
「完成車メーカーとの違い」
連絡 :ES通過とともに連絡が来ます。
雰囲気:「最後に聞いておきたいことある?」という面談です。
逆質問がメインで、疑問などはここで解消しておきましょう。
またESが通過することはここで教えてもらえます。
ⅵワークショップ+筆記試験
場所 :本社or支社の会議室
時期 :4月順~5月上旬
時間 :3時間(前半は社員紹介と技術紹介、後半はGWと筆記試験)
学生 :60人以上
テーマ:「自動運転技術が実用化されたあとの、新規事業立案」
雰囲気:特に評価とかはされていないと思います。
GWも別段評価されている雰囲気ではなかったです。
ちなみに筆記試験はクレペリンです。
ⅷ最終面接
場所 :本社
時期 :5月中旬
時間 :1時間
面接官:2人
学生 :1人
質問 :「学生時代に力を入れたこと」
「それ以外で力を入れたこと」
「自分がどんな人間か」
「どんな人間と周りからは言われるか」
「高校時代に力を入れたこと」
「何がモチベーションの源泉となっているか」
「趣味は?」
「入社して取り組みたいこととその理由」
連絡 :当日中に電話
雰囲気:ちょっと圧迫気味でした。
個人的に面接官の人のバカにするような態度が気に入らなかったので
辞退することに決めました。
ということで、以上がデンソーの本選考になります。
自動車業界に関わりたい、海外勤務をしたい方にはおすすめです!
まぁ自分は最終面接で嫌いになりましたけどね笑
ではでは。