前川さんの全力で生きる日々

どうも、前川です!2019卒の大学生で、「就活のこと」「趣味のこと」「大学のこと」などなど雑多に記していきます!

【本選考】【電機】日立製作所-事務系-

どうも!
前川です!

今回は総合電機、重電業界のトップ企業である
日立製作所の本選考を紹介します。

1.電機業界・日立製作所について
2.本選考のステップ

1.電機業界・日立製作所について
 ⅰ電機業界について
  総合電機メーカーは簡単に括ることが出来ない業界です。
  例えば、日立製作所三菱電機の様に総合電機ですが、重電よりもあります。
  ソニーパナソニックの様にBtoCを続けている企業もあります。
  そんなパナソニックはEVなどに供給するリチウムバッテリーも扱っています。
  NECの様に防衛や宇宙にも事業を拡げている企業もあります。
  ということで、非常にざっくりとマクロ的な事象の把握の仕方を説明します。
  ①為替の影響
   輸出入に影響を与える要素です。
   これは時期によって変動するので何とも言えないですが…
   注目すべきはFRBとBoJの利上げが行われるのかどうか。
   (場合によってはECBの利上げ動向)
   インフレーションレートが上がっているのか下がっているのか。
   場合によっては、デフレなのかどうか。
   このあたりに焦点を当てるのは重要です。
  ②原料価格・原油価格
   物を作って売るのが、総合電機メーカーです。
   つくるのにかかるコストは非常に重要です。
   地政学リスクを鑑みて、判断しましょう!
   (例えば、バナジウムは南米やアフリカ原産)
   原料の価格は、Bloombergなどのサイトでチェックできます。
   (鉄やニッケル、commonsなどがチェックできます)
   また原油価格も重要です。
   これは輸出入の両方に影響を与えます。
   原油価格の動向を知るには、WTIと北海ブレンドという2つの指標が有効です。
   これは原油を現資産とするデリバティブ(中でも先物)になります。
   他にもバルチック指数なども参考にできます。
   ニュースとしては、米国の生産量、OPECの生産量、ロシアの生産量。
   このあたりが増えているのか、減っているのかに注目しましょう。
  この辺りはどのメーカーにも影響を与える項目です。b
  そしてこれらの影響で赤字になっているメーカーは、回復見込みがあります。
  逆説的に、これら以外の理由で赤字になっているメーカーは事業に問題を抱えていると判断できます。
 日立製作所について
  電機業界の中では驚くくらいに安定した事業ポートフォリオを持つ企業。
  売上高はグループ全体で9兆円以上で電機業界トップクラス。
  そんな日立製作所スペシャリスト志向です。
  職種や事業の変更を伴ったジョブローテーションは希望しない限りありません。
  またITにも強みがあります!
  IT×OT×ハードウェアそれぞれを自社で補えるのが強みです。
  各事業について見ていきましょう!
  ①電力・エネルギー
   原子力発電所や火力発電所など。
   設備そのものから保全システム、管理システム、送電システムなどにも強み。
   アメリカで進行中のAIによる無人管理システムなどもあります。
   課題として、英国の原発プロジェクトです。
   今の英国による電力買取価格では赤字になります。
   融資の仕組みに関しては問題はないと思います。
  ②産業・水
   様々な企業の個別案件と水事業になります。
   例えば、他メーカーのFA化推進やIT導入。
   上水・下水システム、水の供給システムなど。
   水事業は、発展途上国などで大きな需要有!
  ③ビル・アーバン・鉄道
   エレベーターや鉄道車両など。
   現状は、売り上げの割には利益率は高くない印象。
   将来性は大いにあり。
   発展途上国で高層ビルの需要があるので、エレベーターはチャンスです。
   鉄道も、現在の世の中における鉄道回帰の流れがあるの、チャンスです。
   実際に、英国での鉄道プロジェクトは日立単体で受注しました。
   ただ鉄道業界は激戦です。
   GEやシーメンスといった企業との戦いは熾烈を極めています。
   ぜひ頑張ってもらいたいです。
  ④ディフェンス
   防衛システムなどですね。
   イージスシステムなど、内部システムがメインになります。
   基本的には安定して売り上げが上がる業界です。
   日本としても近年需要が上がってきています。
   中国や韓国の動き、北朝鮮の存在が主な理由です。
   怖いのは米国政府の武器輸出への介入ですね。
  ⑤金融・公共
   金融機関の内部システム、Fintech等の最先端分野になります。
   公共は、大学のシステムや政府システムなど。
   特にFintechは現在活況です。
   例えば、銀行の勘定システム、証券会社の取引システム。
   他にはJPX(日本証券取引所)や日本銀行のシステムも担当しています。
   更には、生命保険会社へのデータアナリティクスサービス。
   近年はデーターアナリティクスなどに力を入れている印象です。
   ここは利益率も高く安定した事業です。
  ⑥ヘルスケア
   医療機器などになります。
   陽子線治療施設が作れる数少ない企業です。
   他には病気や疾患のデータアナリティクス。
   こちらもライバル企業が非常に強いです。
   シーメンスやジョンソン&ジョンソンなど。
   こちらは医療需要の高まりなどで将来性はありです。
  ⑦その他
   ”Lumada”と呼ばれるAIを用いたコンサルサービスを行っています。

   こちらそれなりに売上と利益も上がっているようで、今後の注力分野です。
   他にもいろんな事業をやっています。
   是非調べてみてください。
  ということで以上が主要な事業になります。
  事業ポートフォリオの多様性が理解できると思います。
  他にも多くのグループ企業もあるので調べてみると面白いですよ。
  BtoCの家電をメインとするのは日立アプライアンス日立製作所ではありません。
  そのあたりは注意です。

2.本選考のステップ
 日立製作所は2つのルートがあります。
 ひとつは、模擬面談→最終面接のルートです。
 選考を大幅にスキップできるうえ、6/1,2には内定が出ます。
 もうひとつは、通常のルートです。
 ここで注意なのが模擬面談の種類。
 40分の模擬面談に招待された場合、早期選考組になります。
 2時間の模擬面談に招待された場合、残念ながら通常組になります。
 40分の模擬面談は、部長級の社員2人との面接です。
 対して、2時間のものは別会社が運営かつ学生同士のFBになります。
 こちらは行く必要なしです!
 また、ソニーと同じく職種変更を伴うジョブローテーションがありません。
 そのため、職種の志望理由も深く聞かれるので注意です!

 ⅰ説明会
 ⅱES+ウェブテスト 
 ⅲリクルーター面談
 ⅳ模擬面談
 ⅴ最終面接

 ⅰ説明会
  学内説明会と企業説明会に参加しました。
  企業説明会では、社員の方との座談会もありました。
  ここで志望職種や志望事業を絞るのが吉です。

 ⅱES+Webテスト
  ESの設問:
  ①インターンシップの参加経験がある方は、インターンシップ先企業名や実習内容について教えてください。(200字以内)
  ②希望職種・希望分野を選んだ理由をご入力ください。(200字以内)
   →職種:営業/システムエンジニア/資材調達/t経理財務/人事総務/法務・知的財産権管理/生産管理/広報・宣伝/その他/
   →分野:電力・エネルギー/産業/水/ビル・アーバン/鉄道/ディフェンス/金融/公共/ヘルスケア/その他/
  ③自分のセールスポイントを教えてください。(200字以内)
  ④今までに最も力を入れて取り組んだ事を教えてください。(200字以内)
  ⑤当社への志望動機を教えてください。(200字以内)
  ⑥今後、社会人としてどんなことに挑戦したいですか。また、どのような事を成し遂げたいのか、簡潔に教えてください。(200字以内)

  Webテストは自宅受験型の玉手箱です!
  ここでESとテストの評価が高ければ40分の模擬面談の案内が来ます。
  更にリクルーター面談の電話も来ます。(あんま選考と関係ない?気もします)

 ⅲリクルーター面談
  場所 :カフェ
  時期 :5月上旬
  時間 :45分程度
  社員 :1人
  学生 :1人
  質問 :雑談&雑談
      職種や事業の質問もできますよ!
  雰囲気:既に模擬面談の日程も決まっていたので、選考と無関係な気がします。
      ざっくばらんに疑問に思っていることなどを聞ける雰囲気でした。
      大学のOBの方なので、話もしやすかったです。
      他の企業のアドバイスなどもいただけてよかったです!

 ⅳ模擬面談
  場所 :本社or大阪支社
  時期 :5月上旬~中旬
  時間 :45分程度(30分面談→10分はFB)
  面接官:2人(部長級)
  学生 :1人
  質問 :「学生時代に何か力を入れたこと」
      「他に力を入れたこと」
      「志望動機、志望職種、志望事業」
      「他社の状況、内定の有無」
  連絡 :3日以内に電話
  雰囲気:普通の面接でした笑
      雰囲気は和やか。
      笑いも起きるくらいです。
      ただ深堀自体はガンガン来ます。
      非常に論理的に詰められるので、気を付けましょう。
      ここで評価がいいと、その場で次のステップに言及されると思います!
      最後にはしっかりとしたFBをもらえます!
      このFBは他社にも活かせるのでしっかりと聞いておきましょう!
      
 ⅴ最終面接
  場所 :貸会議室or大阪支社
  時期 :6月1日
  時間 :30分程度(10分は簡単な計算テスト→20分は面接)
  面接官:2人
  学生 :1人
  質問 :「自己紹介」
      「学生時代に力を入れたこと」
      「学生時代に起こしたイノベーションは何かあるか」
      「志望動機、志望職種、志望分野」
      「他社の状況」

  連絡 :当日に電話
  雰囲気:少し厳かです。
      淡々と質問され、それに答えていきます。
      ただ後半には笑いも起きるくらいには和やかになりました。
      基本的に模擬面談で評価されていれば通過します!
      それくらい模擬面談が重要です!
      また前半のテストは本当に簡単です。
      計算問題を10問ほどやります!
      
      自分自身に内定が出たかは内緒です笑

ということで、以上が日立製作所の本選考になります。
安定した事業ポートフォリオ、AIなどにも積極的。
職種変更を伴ったジョブローテーションがなく、スペシャリスト志向。
事業部の変更もあまりありません。
(希望しない限りは)
スペシャリスト志向で日系企業志望であればおすすめの企業です!

ではでは。